マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発- アン・アルヴァーグ監督
マーサ・ミッチェル。その存在すら初めて知った。すごく面白いドキュメンタリー。たったの30分程度でマーサの魅力に取り付かれる。すごい映画。
マーサの夫はジョン・ミッチェル。あまり知られていないが、彼は弁護士でありニクソン大統領の選挙参謀だった男。この音の妻であるマーサは、その明るい性格で控えめだった妻の役割を超えて、怪しい事件を告発してゆく。
どうもニクソンはいち早くマーサが遠慮のない発言を繰り返すことを察知して警戒していたようだが、マーサは夫の制止を振り切ってメディアでニクソン政権を批判する。
見ていて面白いのは、本当にこれが実話か?と思わせるドラマ性。そしてマーサのファッションもまた美しく、存在感が際立っている。
結局ニクソンはマーサのリークにより、「ウォーターゲート事件」をきっかけに退任する。任期中の退任という不名誉を演出したマーサは夫とも離婚し、この事件の少し後に亡くなっている。映画はここで終わるのだが、マーサが死んだ原因などを突き詰めると、もっと深い闇が隠されているような気がする。
政権はどうしても自らの立場を守るために強権を発動する。ニクソンは過去に映画にもなっているが、何度も選挙で敗れやっとの思いで獲得した政権への思いがあったはずだ。しかしその裏で、対立政党の情報を秘密裏に録音していた。「大統領の陰謀」や「ペンタゴン・ペーパーズ」など、この時代のアメリカ政治の陰部が明らかにする映画も多いが、このドキュメンタリーは知られざる事実を明らかにする画期的な映画だった。
すごく面白かった。
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