#ウィキッド ふたりの魔女、「平和は獲得するもの(王毅)」
68kg "Imparfaite mais imparable"(フランス優勝!) -
ウィキッド=邪悪な魔女、あの「オズの魔法使い」で緑色に肌を染めた西の悪い魔女の目線から描かれる映画。あの魔女はドロシーが暮らすオレゴンの地主の女性だ。何度か見た「オズの魔法使い」という映画、そして原作まで遡り、このドラマが極めて政治的な強い意思のあるものであることを知る。アメリカの政権が代わり、この映画がとても危険な作品と位置づけられても不思議はない。
Cynthia Erivo & Ariana Grande Defy Gravity at the 97th Academy Awards
いきなり堅苦しい書き出しになったが、言うまでもなく映画自体のスケールの大きさは比類がない。予告編などでも知らされたセットの見事さ。そして何よりウィキッドであるエルファバを演じたシンシア・エリヴォさんの素晴らしい演技が心を打つ。
不倫の相手に薬を飲まされた母から生まれた緑色の子供。存在そのものを否定された彼女の持つパワーに目をつける学校長など、人物の背景にある見えない力が最後の最後に明らかになる。”Defying Gravity”が流れるシーンからは涙が止まらない。全てを知ったエルファバが自らの意思で大きな存在となるラストはまるでアナキンがダース・ベイダーになったときのような思い、心を引き裂かれるような思いがするシーンだ。
ディズニー映画ではなくユニバーサルで作られた映画は、「オズの魔法使い」を生んだMGMのスタジオシステム、つまり映画会社主導の映画作りとなっているようだ。VFXの多用を避け、セットを丁寧に作り込む昔ながらのスタジオシステムで生まれたこの映画は、かつて存在したミュージカル映画とは趣きを変えた傑作になっている。
できれば映画館で、できれば字幕での鑑賞をオススメしたい。
導入部! 【月刊丸屋町山 シーズン2_13】混乱と分断のトランプ時代に、『ウィキッド』と『オズの魔法使い』から学ぶこと
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かねてからの外交手法が注目される中国の王毅外相は「紛争に勝者なく、和平に敗者なし」と訴え、日本に対し「脅威ではなくチャンス」 と 日本を牽制するコメントを発し、来日時の会見でも日本政府の見解を超えて「"大突破"(大きな進展?) 」と発言するなど、当事者に強く刺激を与える活動を続けている。その王騎外相はロシアを訪問し、プーチン大統領との会談し「ナチス・ファシズムと日本軍国主義との戦いにおける勝利を共に祝う」と言葉を交わしたあとの記者会見で、「何もせずに平和は得られず、頑張って働いて獲得するもの」という言葉を残して印象を深めている。この言葉に偽りはないだろう。
ロシアのプーチン大統領が王毅氏と会談
【プーチン大統領 中国の王外相とクレムリンで会談】
🎥 プーチン大統領は、中国の習近平国家主席の5月のロシア訪問までに充実した素晴らしいプログラムを用意することを約した。
プーチン大統領はまた、習国家主席とは二国間関係、… https://t.co/wxnj9rwwQB pic.twitter.com/jz2LeVsdLx
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) April 1, 2025

