「別れの晩餐、ラムチョップの思い出」
リリーを送り出したあと、ダーリンさんとふたりでディナーをいただきました。
これが本当に最後の夜です。
ホテルを出て、ダーリンの知っているお店でラムを食べようと思っていたのですが、
なんとホテルのレストランの今日のメニューにラムチョップが。
ニュージーランドに来てラムを食べずに帰るのは悔いが残ります。
2か月前、テカポ湖に行ったときもチャンスを逃していたので、これはもう運命のようです。
近くのメトロスーパーで軽く買い物をして、
ホテルのレストランへ戻ってラムチョップをオーダー。
ダーリンはポーク。
角煮風の一皿と、山盛りのサラダ。
もうたっぷり遊んで、喋って、笑って……
ふたりきりで話すこともないほどに、十分すぎるくらい満たされた旅でした。
レストランには常連のお客さんが楽しく会話していたり、
御婦人がひとり、電話相手とずっと話し続けていたり。
穏やかで、優しい空気が流れる夜です。
そんな、ちょっとしんみりした夜を過ごして、
今回の旅もとうとう終わりを迎えました。
振り返れば、ほんとうにあっという間。
でも、とても充実した時間でした。
5月と7月、2度もニュージーランドを訪れることができたこの幸運。
この特別な時間が、生涯の思い出として心に残っていくことでしょう。
もう二度と経験できないかもしれない、そんなかけがえのない旅。
すべてに、心から感謝したいと思います。
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