「ホルリョラ—言葉に取り憑かれる瞬間」 アン・サンス展

dalichoko(ダリチョコ)

67kg 「世界がトランプに揺れても、私は蓮と鶏肉」 - 



これは本当に圧倒されました。


韓国出身のデザインアーティスト、安尚秀(アン・サンス)氏の作品を、銀座のGSIX(ギンザシックス)で間近に鑑賞。



会場は多くの人で賑わい、皆さん作品を食い入るように見たり、スマホでパシャリと収めたり。


それもそのはず——作品は視覚にも感情にもズシンと響きます。



「ホルリョラ」というタイトルはハングルで「とり憑かれる」という意味だそうです。乗り移る…そんなニュアンス。


展示の中には「ん」と「あ」を並べた作品も。これにもきっと深い意味があるのでしょう。



ギャラリーに置かれた冊子を開くと、戦場カメラマン・ロバート・キャパの写真をモチーフにした作品と言葉が並んでいました。



どうやらアン氏は教育活動にも熱心で、子どもたちの学ぶ環境について深く研究した功績もあるようです。




アートは五感を刺激するものですが、そこに「言葉」を落とし込むのは簡単ではありません。


説明文や詩のように並べるだけでは届かないものがある。



アン氏の作品群は、言葉とデザインを織り交ぜ、世界中の人々に「あなたはこれをどう感じますか?」と問いかけてきます。



さらにその先へ——見る人の創造力を引き出し、作品の中に巻き込もうとする。そんな温かくも鋭い姿勢を感じました。



中央の展示スペースだけでは収まりきらず、外壁までぎっしり埋め尽くされた作品群。

そこには彼の優しさと、彼が見つめる世界が鮮やかに刻まれています。



言葉——それは生きるための大切な道具。


しかし、私を含め多くの人は「自分の言葉」しか知りません。

もし世界の人々の言葉をもっと理解できたなら、きっと世界は広がり、もっと多くの人とつながれるでしょう。


そんなことを想像させてくれた、記憶に残る展示でした。

この記事が公開される頃には終了してしまっているかもしれませんが、確かに心に刻まれた時間でした。


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