パク・ヨンジェ「回帰線:永遠が留まる場所」

dalichoko(ダリチョコ)


GSIXに立ち寄り、いつものようにいろいろな個展を見て回っていると、パク・ヨンジェさんの作品が飾られていて、思わず足を止めました。



とても愛らしいキャラクターが椅子に座り、その周りにはたくさんの作品が並んでいます。



童話の中から出てきたような愛らしいキャラクターと、彼らを包み込む風景が、とても魅力的です。



絵画は四角い作品にとらわれず、丸型の作品も面白い。睡蓮を描いた作品には、モネを思わせる静けさがあります。その中に、独自のキャラクターが小さく隠れています。



この美しい情景は、なんといずれも油絵です。そして、その情景の中にキャラクターが寂しそうに混ざり込んでいる。どの作品にも、寂しさや孤独感が漂っています。



個展のタイトルは「回帰線:永遠が留まる場所」。


「回帰線」という言葉には、どこかへ行っても、また戻ってくるという響きがあります。そして「永遠が留まる場所」と重ねると、作品の中にいる小さなキャラクターたちは、移り変わっていく世界の中で、ずっと同じ場所に存在し続けているようにも見えてきます。


社会が分断され、誰もが自分のことで精いっぱいになり、他者に目を向ける余裕を失っている。そんな変わりゆく時代の中で、彼らは寂しそうに、しかし静かにそこにいる。


その姿を見ていると、孤独とは必ずしも否定すべきものではないのかもしれないと思えてきます。


むしろ、孤独を抱えながらも自分の場所に留まり続ける彼らを、私は肯定したくなりました。



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