Cafe bohemia Vol.167 「懐古を拒む佐野元春」
佐野元春さんのファンクラブから新しい会報が届きました。去年の秋以来です。今回の会報は佐野さんが2025年を振り返っています。
2026年、今年いよいよ70歳を迎える佐野さんですが、昨年の「45周年アニバーサリーツアー」がすべての会場でソールドアウトとなり、とてもいい年になりました。
インディ・レーベルを20年続けてきた佐野さんにとって、ツアーだけでなく、映画「LAND HO!」のチケットも完売だったそうです。アルバム「HAYABUSA JET」を2枚リリースし、過去の楽曲を“懐かしさ”ではなく“現在の言葉”として再構築する年でもあった、ということです。
同じ場所のとどまることを知らない佐野さんは、懐古を拒絶し進化しつづけます。
佐野元春さんの楽曲は、音楽性だけでなく、その歌詞のメッセージに惹かれます。そして佐野さんの若い頃の楽曲と最近の楽曲が反響しあう瞬間があるのも魅力です。「麗しのドンナ・アンナ」と「水のように」の♬いつだって誰もが誰かに♬。
そして(わたくしの強引な解釈ではありますが)「約束の橋」と「La Vita e Bella」も、
今までの君 これからの君
君が愛しい この先へもっと
このふたつの曲がひとつの重なり、佐野さんの未来への挑戦が読み取れるような気がするんですね。
そしておそらく、佐野さんのファンの皆さんも、佐野さんへの妄信的な姿勢ではなく、もっと深い部分で理解しあっている「時間」を共有している気がします。
【2026年版】新しい世界 (New Recording) 佐野元春 & The Coyote Band

★
★

