カナダ旅⑪「ボウ滝のホテルで見た、失われた40年」
久しぶりに再会したCさんとは、朝となく夜となく、たくさんのお話を聞かせてもらいました。

この日は、Cさんが本業としている旅行代理店の仕事を、我々が無料で独占してしまうという、なんとも豪華な一日にお付き合いいただきました。

まずは車でバンフ市内を散策します。

ここはカナダの鉄道駅前にある、最も美しいホテルのひとつ。ウィリアム・バンホーンという人物が、この美しい景色を気に入ってホテルを建てたのだそうです。

かつては日本人だけで満室になるほど、このホテルは盛況だったそうですが、今では日本人は一人もいないとのこと。
高すぎて泊まれません。
このあとも、日本人として残念な思いを何度もすることになりますが、バンフを含め、かつて日本人だらけだったカナダから、日本人が消えてしまった。
「失われた40年」を実感します。

そしてボウ滝へ。マリリン・モンローの「帰らざる河」(1954)の撮影場所にもなった美しい滝。

#BowRiver pic.twitter.com/przlAgaC2R
— Ugry (@BobUgryHossy) August 15, 2026
このボウ川の源流は、前日に訪れた「コロンビア大氷原」の氷河にあります。
1万年以上も前から残る氷河が大量の水を供給し、その水が美しい風景をつくり、人々の生活を支えている。
そう考えると、目の前にある景色がまた違って見えてきます。

ここからさらに車で山を上り、絶景ポイントまでたどり着きました。

先ほど見下ろしたホテルを、今度は上から見下ろします。
目の前に広がる壮大で美しい風景を、しっかりと目に焼き付けました。

移動中には鹿が道路を横切る場面もあり、カナダでは自然だけでなく、野生動物も身近な存在なのだと実感します。
動物たちは、こちらをそれほど警戒している様子もありません。
もちろん、野生動物ですから、ひとたび危険を感じたり興奮したりすれば、人を襲うこともあるそうです。
美しい自然を楽しむ一方で、そこに暮らす動物たちの生活を邪魔しないことも大切なのでしょう。
自然を守るということは、そこに生きる野生動物を守ることでもある。
そんな当たり前のことを、この旅では何度も実感しました。
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