17歳の瞳に映る世界
NEVER RARELY SOMETIMES ALWAYS - Official Trailer [HD] - At Home On Demand April 3
日本語タイトル『17歳の瞳に映る世界』
女性監督のエリザ・ヒットマンによる、現実社会の深層に迫るすごい映画です。
冒頭に主人公のオータムという17歳の女性が学校の学芸会で歌を歌います。ギター1本で歌を歌う。そこに客席から「メス犬」という罵声が浴びせられます。そんなあとに原題の
Never
Rarely
Sometimes
Always
というタイトルが出てきます。予備知識なしで鑑賞するとこのタイトルの意味がまるでわかりません。
このオータムにはお腹に赤ちゃんがいます。でもそのことを親にも誰にも相談ができない。産婦人科に行っても、地元では人工中絶をすることが許されない。そこでいとこのスカイラーの力を借りてニューヨークへ向かいます。
この2人がバスでニューヨークに向かい、オータムの人工中絶をするまでの話なんですが、この映画は全くドラマっぽいセリフや説明がないんですよ。ほとんどドキュメンタリーです。それでも17歳の2人には過酷な現実が待ち受けている。
そしてニューヨークのある病院で人工中絶をしようとするんですけども・・・
この病院でタイトルの意味がやっとわかってくるんですけど、そのシーンがとにかくすごい。
このオータムを演じたシドニー・フラニガンが、ここで素晴らしい演技をします。この映画で表向き何もわからないことが、このシーンでわかる。それは単純に子供を中絶する、というだけの話ではないんですよ。極めて普遍的で複雑な話なんですね。
わたくしはもうここで泣きました。ぼろぼろ泣きました。
なんで泣いたのか。17歳の少女2人。もう彼女たちは大人です。ニューヨークで20歳と嘘を語りますが、内面はまだまだ子供。子供と大人の分岐点のような彼女たちを襲う恐ろしい現実。
男性が見るべき映画です。
最近そういう映画多いでしょ?まるで理解しない男性の側からこの映画の意見をお聞きしたいところです。
素晴らしい映画です。ドラマでありながら現実が押し寄せてきます。
すごいです。
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