#ダリチョコ の映画とグルメ

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画家と泥棒 ベンジャミン・リー監督

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始まりのシーンは、白い壁を前に主人公の画家が自分の絵を描くために作業をしているシーンで、一瞬ピントがぼやける瞬間がある。このシーンの効果を色々推測するが、ひとつはこれがドキュメンタリーであることを示そうとしているのかもしれない。そしてもうひとつは揺れ動く人物たちの心理。これは考え過ぎかも。
泥棒が白昼堂々と表彰された画家の絵を2点盗む。犯人探しか?と思ったらあっさり警察から電話がはいって「犯人は捕まりました。盗まれた絵は見つかりませんが、これで捜査を終了します。」・・・え?
このあと裁判になる、画家が写実する裁判所の絵と偶然残された画家と泥棒の会話。画家が決して泥棒をとがめるわけでなく、自分の作品のありかを問うが、泥棒は覚えていないという。ドラッグでラリっていて当時のことは覚えていないと・・・。思いつきの犯行だったと主張。
ここからドラマは極めて不思議な展開になってゆく。
画家は盗んだ絵のことはいいから泥棒にモデルになってほしいと求める。そして画家と泥棒の不思議な時間が経過し・・・


前半のクライマックスへ。


いつしか心を通わせるようになる二人に別の変化が押し寄せる。泥棒は付き合う女性からドラッグをやめるよう再三警告されるがやめられない。自暴自棄になって事故を起こし入院するなど、どんどん悪い方向に生活が荒んでゆく。かたや画家は自分の仕事をサポートしてくれるパートナーとぎくしゃくし、アトリエの家賃が滞るなど行き詰まる。画家が泥棒と彼の彼女が重なり合う絵を描こうとするシーンがあって、これがラストシーンへと向かってゆく重要なシーンとなる。


ドキュメンタリーとは思えないドラマチックな展開。これが本当にあった話なのだろうか。泥棒は自らの破壊を意識し、画家の作品には常に「死」がつきまとう。それぞれの生い立ちと生き様が交錯してゆくその先に何があるのか?芸術の力でいったい何ができるのか?


冒頭の何もない白い壁に飾られた最後の作品で彼らの意思が示される。感動の一瞬。


画家を描いた多くの映画が背負うものとその価値はそれぞれ違いがあるが、この混沌とした社会で失われゆうなにかをこの映画はドラマチックに残してくれる。




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