銀座シックス GSIX 上野裕二郎展ほか
銀座SIXに立ち寄る。
塩内浩二氏の作品群。アートだけでなくファッションや音楽にも影響しているアーチストらしい。
自分が好きなのがこの小さなスペース。スタバと隣接するスペースの展示が結構好き。
この日は平野泰子さんの「Two eyes」
風景の中の自分とその目線。ふたつの目線というコンセプトか。実にシンプルで美しい。
塩内浩二さんも平野泰子さんも京都精華大学出身。
最後に上野裕二郎氏の個展。
一瞬でその気合いを感じさせる。その「気」は、見る者を突き刺すような厳しさにあふれる。単純な造形ではない。そして描かれる世界も現実を超越している印象だ。神話的でさえある。
この惑星にはきっと、人間よりずっと昔から存在した種があり、彼らはこの惑星とうまく調和してきた。しかし人間だけがその調和を忘れ、欲望のままに科学と経済を進化させてきた。いまその現実を突きつけられている、上野氏の作品に連なる美しく輝きのある色使いは夢のような。現実はこのような色を失っているだろう。そんな中で魂を呼び起こすような素晴らしい生き物が目の前に展開する。
それにしてもこの銀座シックスをはじめとするアートの氾濫をどう考えるか。いずれも素晴らしい作品の数々。そのどれもに価値がある。そしてそれは取引の対象となり、そうでないものはどこかに保管される。保管するにも金がかかる。売れない作品はいずれゴミになる。ゴミに出すにも金がかかる。粗大ゴミで処分できるのかな?これはいらぬ心配かもしれないが、多くの有能で未来のあるアーチストが生きる場所を失うことがないように展開する場所があるのはいいことだ。これらが世の中の、あるいは人間社会の役に立つというなら支持しよう。しかしどこか利己的で自分の都合だけで漠然とその世界を埋没させているとしたら残念だ。アーチストにはもっと戦いを挑んでほしい。世界をまともに見据えるならこの現実を見過ごすことなどできないだろ?アートは内面に向かう。その手法も表現も自由だ。しかし、そこに存在するだけではただの経済価値しかもたらさない。売れればいいという作品群。ちがうだろ、あなたがたの使命は。
もうちょっとは横尾忠則や会田誠に学べよ。視野が狭すぎ。闘う意思のないアーチストは去れ。
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