象は静かに座っている 胡波(フー・ボー)監督
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【越哥】禁片的既视感,真高兴我们拍出了这样的国产片。万字解读2018年最具争议的绝世之作《大象席地而坐》
このブログでは、劇場鑑賞しかあまり記事を書かないのだが、この映画はちょっと特別だ。
詳しいことは以下のサイトが詳しくとてもわかりやすい。
驚いた。こういう映画が存在することにまず驚いた。4時間近い映画は見る者を捉えて逃さない。全く退屈することなく一気に見終えてしまった。できれば劇場鑑賞したかった。
先日亡くなられた坂本龍一さんもこの映画にコメントを寄せている。
この映画のペースが好きだ。4時間近くと長い映画だが、無駄なショットがあった記憶はない。昨今、目にすることの多い、金満でIT先進国で資本主義的な中国とは全く違った日常が映し出される。その暗いけれど、甘く懐かしいトーンが好きだ。それは音楽からも来ていると思う。歪んだギターを中心に、昔聴いたことのあるチープなシンセのシンプルな絡み。20歳台の若い監督が作ったのに、とてもノスタルジックだ。好きな映画だ。29歳で自殺した監督、胡波の映画を、たくさん観たかった。
坂本龍一
フー・ボーは、タル・ベーラの弟子である。その意味でこのコメントは真実だろう。
クソ!彼をちゃんと守れなかったことに、私は責任を感じている。残念でならない。
タル・ベーラ
すさまじく印象的なシーンの連続に圧倒される。そして色。オフカラーのほとのどモノクロの映像に時々見える紅い色。カメラは人物を追い、画面は奥行きを見る側に押し付ける。人物の背中から追いかけるカメラは、確かにタル・ベーラの手法を思わせる。「サタンタンゴ」は自分にとって生涯最高の映画体験。あの揺るぎない映像の迫力に、フー・ボー監督は見事に応じている。引退したタル・ベーラを継ぐ者のひとりが間違いなくフー・ボーだったことは明らかだ。この映画がそれを立証している。
映像手法もさることながら、この映画が示す普遍的なテーマは数々の課題を世に問うているように思える。家族、学校、組織、社会から孤立した世代を越えた人物たちのドラマは、今を起点に過去と未来を結び、それぞれの問題点を露出している。我々はもう行き着くところまで来てしまったらしい。この映画の人物のどれかに自分を当てはめると、逃れようのない現実を実感させるのだ。罪や憎しみは連鎖しやすい。彼らが行き着こうとする満州里の象とはいったい何なのか?映像と音と俳優による自然体の演技によって、この映画は身を持ってこの現実を示してくる。
フー・ボーが命がけでこの映画を守ろうとしたことを、誰かが受け止めなければなるまい。
百度の記事も説得力がある。
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