夏のある日、少し休むためにプロントへ寄ることにした。

ところが最近は、夜の時間帯を「キッサカバ」という名称に変えて営業しているのだそうだ。

店先には心をくすぐる昭和のメニューが描かれる。これは頼まないわけにいかない。

お通しとミックスナッツをポリポリ。このグリーンピースを揚げたものに唐辛子が混ぜられていて辛い！クセになりそうだ。

そうこうしているうちに、期待のメニューが届けられる。これは１０個だが、２０個とかもあるらしい。このたこさんウィンナーは憧れだった。自分の弁当に入っていた記憶はないが、同じ幼稚園のクラスの弁当の中にこれが入っているのを羨ましいと思った記憶が鮮明に残っている。自ら作ればわけもないのだが、お弁当にこれが入るかどうかは、親の器量だ。それもまた懐かしい記憶だ。

店内は若いお客さんであふれるようだったが、居酒屋なのにスイーツをオーダーする女性もいて、時代を感じる。そもそも居酒屋に女性だけで飲んでいる光景は、昭和の時代にあまり印象がない。男連中が上司の悪口を言うために何時間も同じ話しを繰り返し、がぶがぶビールを飲むのが居酒屋の風景だ。昨今のアルコールを飲まない若い方たちのことを思えば、居酒屋の経営も楽ではなかろう。しかも給料は上がらず、年貢（税金）だけは上がって手取りは減る一方だ。なんとも世知辛い世の中ではあるが、これもまた現実なのだ。
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ガイアが倒産だそうだ。パチンコしないからよく知らないが。