#東京国際映画祭 2023 #TIFF
東京国際映画祭が今日終わる。
東京に住んでいて、こういう映画祭が身近に開催されるのをとてもありがたいと思う。
ある日たまたま日比谷を通りすがると、「GONDOLA」のファイト・ヘルマー監督と出演されたニニ・ソセリアさんが気軽にサインや写真撮影に応じていたりする。
ミッドタウンの屋外大スクリーンでも映画が上映されていたりする。この日は「俺たちに明日はない」が上映されていた。
有楽町の駅前は、上映作品のポスターが並び、この横にもスクリーンがあって予告編を上映している。
今年の審査委員長はヴィム・ベンダースが務めるということもあって、小津安二郎の特集も話題となっている。いかにも日本を代表する、古き良き時代の作品。
映画が国際的な言語として存在する限り、デフレ日本で作られる新たな映画を、国内作品同士でコンペティションするという仕組みはあまり意味を持たないような気がする。しかもそれは特定のテレビ局が半ば独占的に自社資本を回収するための賞という意味合いに受け止められるかもしれない。
かつて黒澤明はそうした国内のコンペではなく、国際映画祭形式にするべきだと主張して受賞を断ったという経緯があり、東宝が音頭をとり、映画会社各社に呼びかけ、政治家まで巻き込んでやっとの思いで開催されたのがバブル真っ盛りの1985年のことだ。
ゴジラもまた今年の映画祭に花を添えるが、冒頭に書いたとおり、こういう華やかな国際イベントが開催されるありがたみを感じる。もうしかすると衰退するこの国で、映画祭も消えてなくなる日が来るかもしれないが、こういう空気を味わったことだけは記憶にとどめたい。
残念なことに、日本映画に明日はない。衰退と止めることもできない。人材も資金も集まらず、自由な表現も妨げられるような仕組みのなかで、素晴らしい映画ができることなど期待できない。
それでもこの映画祭が存在していることに感謝したいと思う。
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