#ロマンチックウォリアー 安田記念2024 英ダービー
去年の記事を見ると、同じころ競馬の本場イギリスでダービーステークスが開催され、ディープインパクト産駒Auguste Rodin(オーギュストロダン)が勝利したことが記事になっている。北米で生まれ育ったサンデーサイレンスから日本の生産馬の仔が本場のダービーを勝利するという、とてつもない歴史の軌跡が結実した瞬間である。ちなみにこの血統を遡るとロイヤルチャージャーでやっとイギリス産のサラブレッドに行きつく。
そして今年の英ダービーは、アイルランドのエイダン・オブライエン調教師のシティオブトロイが優勝。オブライエン調教師はこのレース10勝目。鞍上のライアン・ムーア騎手は4勝目。空馬が先頭でゴールした直後、英2000ギニーで1番人気を裏切って大惨敗したシティオブトロイが駆け抜けた。
翻って安田記念は、過去10年で1番人気が1度(モーリス)しか勝ったことがない難解なレースで、5年分のレースを見てもアーモンドアイなどの強豪馬が敗れる波乱のレースが続いている。
しかし今年は、1番人気で香港から登録したロマンチックウォリアーが悪天候をものともせず。見事人気に応えた。2着も武豊騎手が乗った2番人気ナミュールだった。香港馬が勝ったのは18年前のブリッシュラック以来。
ロマンチックウォリアーはずいぶん汗をかいていたようだが、興奮することもなく、安定した勝ちっぷりだった。そしてマクドナルド騎手にとっては、日本での初勝利がG1レースという喜ばしい結果となった。ちなみにマクドナルド騎手は、ニュージーランドで殿堂入りしている騎手で、伝説の人物である。
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