#季節のない街 #宮藤官九郎 監督脚本、「白イ陰」

dalichoko(ダリチョコ)

14年前に宮藤官九郎さんが黒澤明監督について熱く語っている記事と映像がある。東日本大震災の前の年のインタビュー。


宮藤官九郎インタビュー 黒澤明の“パンクな”魅力を語る(2010年7月2日)|ウーマンエキサイト(1/6)





ということは、宮藤官九郎さんは震災のあと、この企画を10年越しで温めてきたのだろうか。


山本周五郎の原作が連載されたのが1962年、自分の生まれた年というのも奇遇だ。そして黒澤明監督が「どですかでん」を公開したのが1970年。この頃黒澤監督は「トラ・トラ・トラ」の監督を解任され、この映画が公開されたあとも苦悩の時期だった。黒澤明監督初のカラー映画。


宮藤官九郎さんのアイデアとしては、1960年代の貧しい下町を震災の仮設住宅に置き換えたという点で極めて優れている。遠い昔、高度成長に向かう日本の片隅で忘れられた貧困層を拾い上げた周五郎と、ハリウッドからクビにされた黒澤明と、被災地で貧しく暮らすこの素晴らしい人々の明るさが反射する。



ドタバタ劇ではあるが、極めて哲学的だ。どのドラマの人物も理屈っぽい。特にホームレスの父親は理屈っぽい。どの人物も見かけとは異なる内面を持っていることと、貧しさに浸ると理屈もなにもなくなるという現実もまた示される。


そしてクドカン版には、新たな人物として池松壮亮さん演じる半助という人物を置いている。彼は仮設住宅に住む人々を無自覚にスパイしている。結局この仮設も解体される。その証拠作りに加担していたというものだ。仲野太賀さん演じるタツヤもそうだ。内面には暗い影を背負いながら、大きな権力に吸い込まれてゆく。こうした抗いようのない現実を、このドラマは丁寧に描いているのだ。


最後のドタバタ劇はまるでフェリーニの映画のようだ。何もかもが破壊されてゆく。そして仮設を離れた人々は、その後お互いに顔を合わせようとしない。暗黙の了解でお互いを無視しあう。


なんというリアリティ。


被災地というと、今年何度も大きな被害に見舞われた石川県も同じだ。このドラマに見えるものは、決して遠い昔のことではなく、いまそこで起きていること。被災だけでなく、住む場所を失われた者たちへの讃歌でもあるのだと思う。


宮藤官九郎が黒澤明『どですかでん』の原作をベースに描く青春群像エンターテインメント ディズニープラス配信ドラマ「季節のない街」 - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト

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なんと24年ぶりの上映だそうだ。2000年のこと。当時はまだ(今よりは)皆若かった。この作品の先見性にあらためて驚かされる。


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