ドウデュース ジャパンカップ2024
一昨年、2022年の記事は、このレースが始まった1981年から20年間、1番人気で勝った馬はたったの1頭だった、という内容。しかも1番人気の外国馬はいまだ1頭も勝っていない。これはこのレースの宿命だろう。そして逆説的だが、人気の外国人騎手が乗る馬から馬券を買えば当たる、というジンクスに行き着いた。
そして今年のジャパンカップは武豊騎手が騎乗した1番人気ドウデュースが差し切って勝利し、昨年4着の雪辱を果たした。ドウデュースはG1レース5勝目。武豊騎手はこのレース単独首位の5勝目となった。2着には同着で8番人気で3歳馬のシンエンペラー、7番人気ドゥレッツァが並んだ。
シンエンペラーが出足よく先頭にたつ展開に、1000m62秒というスローペースを嫌ったドゥレッツァが向う正面で先頭に立ちペースを上げる。この間、ドウデュースがずっと最後方で我慢して、直線に入るところで一気にスパート、逃げるドゥレッツァをドウデュースが際どく交わす内側で、一度は先頭から遅れをとったシンエンペラーが持ちかえし、2着同着に持ち込んだ。最後、3頭並んだ瞬間は興奮した。
海外勢は、エイダン・オブライエン調教師が自ら初めて日本を訪れて連れてきたオーギュストロダンが8着で有終の美を飾れず。ゴリアットは6着に敗れ、これで海外勢は19連敗となった。
オブライエン調教師の来日は本国アイルランドでも報道されている。オーギュストロダンがディープインパクトの最終世代の大物であることもあるが、なんらかのブリーダーとして何らかの取り引きがあったことは間違いないだろう。いま世界で最も力のある調教師と言われるオブライエン師が来日して残した功績は、日本の競馬関係者にとっても刺激的なものだったのではなかろうか。
【ジャパンC】オブライエン師が語り尽くす「花道を飾るのはJCの他にはない」/一問一答その1 - 競馬 : 日刊スポーツ
【ジャパンC】オブライエン流調整法とは?「24時間、馬のことを考えてます」/一問一答その2 - 競馬 : 日刊スポーツ
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