ホモ・サピエンスの涙
昨日、有楽町に出てロイ・アンダーソンの『ホモ・サピエンスの涙』を鑑賞する。類まれなる素晴らしい映画。前作『さよなら、人類』以上にドラマ性を排除し、まるで展覧会の絵画を見せてもらったような快感だった。とにかく心地よい時間。
”ホモ・サピエンス”とか”人類”というぐらいだから、作り手のロイ・アンダーソンの思考と思想はより広く知的で、我々の認識では及ばないものだと思う。それでもこの映画の素晴らしさを感じさせる。映画が総合芸術であることをかんじさせ、さらにこの映画がほとんどセットで作られたことを聞くと、映画が科学的なもの、しかも最先端の科学技術と職人的芸術家集団で成り立っていることを教えてくれる。
映画の未来はこよなく明るい。
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