#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

ハート・オブ・ストーン トム・ハーバー監督

ちょっと長くなるかもしれない。


Heart of Stone | Gal Gadot, Alia Bhatt, Jamie Dornan | Official Trailer | Netflix India
宇野維正さんの「ハリウッド映画の終焉」という本を読んだ。

ハリウッド映画の終焉 (集英社新書)
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集英社
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いつか記事にしようと思うが、今回鑑賞した「ハート・オブ・ストーン」も含めて、ストリーミングサービス会社が莫大な資本を活かしてスケールの大きい映画を作ると、劇場公開を軸として映画興行を展開してきたハリウッド映画がなくなってゆくのではないか、という危機感を示した著書だ。確かにこの映画を、我が家の小さなテレビ画面で見るのは悲しい。トム・クルーズが命がけで作った「デッド・レコニング」とこの映画の隔たりはそれほど大きくないのではないか。そう思わせるほどスケールの大きな映画だった。


この映画を評価するなら、


1、俳優陣の活躍
2、美しい風景


だろう。このふたつだけに注目してもこの映画にはとてつもない価値があると思った。実はドラマの前半がチープに感じて、途中で見るのをやめようかとも思ったほどだ。アメリカのスパイがイギリスのスパイに紛れてAIシステムを支配する「ハート」を盗んだ大物を探して倒すという話しに展開されてゆく。主人公のガル・ガドット演じるレイチェル・ストーンは、自分が所属する組織から敵との攻防戦から脱出することを命じられるが、彼女はそれに背いて敵の銃撃に襲われる仲間を救う。彼女はもともとハッカーとしての任務なのだが、仲間には戦闘術があることを隠していた。この事態で彼女がただ者ではないことがバレて・・・。いかにもチープな話しのように思えたのだが、だいぶ違った。


ここからはネタバレになるので控えるが、彼女の素性がバレて緊迫するシーンから意外な展開に進んで驚かされる。スパイが仲間を救う、という茶番劇になるのを敢えてここで伏線にして、後半にかけて想像を絶するドラマが待ち構えている。ガル・ガドットもすごいが、同じ仲間だったパーカー役のジェイミー・ドーナンは、ダコタ・ジョンソンと共演した「フィフティ・シェイズ」シリーズや、ケネス・ブラナーの「ベルファスト」などにもでている名優。ハッカーの女性ケヤを演じるアリア・バットは「RRR」で主人公のふたりとわたりあったあの女性。さらにチラッとグレン・クローズが出てくるシーンもあってドキッとしたり、とにかく俳優の体当たりの演技は見どころ満載。


ロケ地が次々に飛躍するのだが、イタリアの市街地やロンドン、リスボン、セネガルの砂漠やアイスランドの美しい風景が画面を彩る。さらに空中戦などは、もう何が起きているのかわからないような画面展開があって、ものすごい攻防戦が繰り広げられる。


どんでん返しに次ぐどんでん返しで、見ていてもあれよあれよと惹きつけられてゆく展開がとにかくすごい。スパイものの新しいシリーズとして期待されている。



冒頭の話題に少しだけ戻るが、これをストリーミングで公開されたら、劇場には誰も足を運ばなくなるのではないかと思わせる。反面、こういう映画は劇場の大きなスクリーンで大音響の迫力を体験してみたいとも思わせる。映画というある種の芸術が科学の力を借りて行き着く先が家のテレビだった、というのはあまりにも心苦しい。昨今は家でも大きな画面のテレビがあって、大音響で鑑賞できる環境を整えることが可能ではあるが、大勢のお客さん共有できるとなおいいのではないかとも思う。
(=^・^=)


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