茜色に焼かれる
石井裕也監督の新作『茜色に焼かれる』を渋谷のユーロスペースで鑑賞。極めて時機を得た問題作と言うべきだろうか。
尾野真千子、緊急事態宣言下での主演作公開に号泣 観客を前に涙の訴え「劇場で見てほしい」 映画『茜色に焼かれる』公開前夜最速上映会
舞台挨拶で主演の尾野真千子さんが涙を流したのは本音でしょう。俳優が感極まって人前で涙を流す、それほどまでにこの映画は尾野真千子さんにとって大きな存在となる映画だったのだと思います。
とにかく2時間によくおさまりきったと思うほど主人公のシングルマザーと中学生の息子、そして息子に内緒で働く風俗店の女性という三人をめぐるあまりにも辛く厳しい現実が語り尽くされます。
あえてこの膨大な情報を2つに絞ると、下級国民とコロナというべきでしょうか。
この映画を石井監督は、先に韓国ロケをした映画の後、急遽構想を練って撮りあげたそうです。それほどまでに彼がこの映画にこだわったり理由は言うまでもありませんね。映画を見ればわかること。
尾野真千子さんはあるシーンを演じる際、傷ついて撮影を休んだほどのめりこんだらしく、その意気込みは映画の中に見事に反映されています。この辛く厳しい内容を、ときに軽妙に演出するのは石井裕也調ですよね。この重たい映画を重たいまま伝えるのは辛い。
素晴らしい映画でした。
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