犬島
8月7日、日曜日
朝、岡山駅前の牛丼を食べて、京橋まで路面電車で移動。
可愛らしい路面電車だ。
フェリーの乗り放題チケットは買ってあったが、こちらは対象外のクルーズ船で往復5,700円。それなりの値段で、しかも船内はエアコンもほとんど効かない。満席の船内は暑い。しかし、運行中案内をしてくださる方の解説がとても丁寧で学びも多い。
1時間かけて到着すると、地元の学生が出迎えの演奏をしてくれている。すごい盛り上げだ。
この島に限らず、周辺の島も施設をアートに展開している。ツアー客の方も大勢で、たまたま同じTシャツを持ち合わせている男性に声をかけて大笑いしたりする。
目的の製錬所に向かうまでの道も整備されている。
途中にある家プロジェクトの「F邸」に寄る。巨大なオブジェに圧倒される。残念なことに、ほかにもある家プロジェクトの作品を見る機会がなかった。
目的の製錬所に到着。入り口から少し歩く。
製錬所が作られたのは第一次世界大戦前で、銅の価格がピークだった時代、様々な軍需産業用にここで精錬されていたらしい。ここに工場を作る前は、中庄のあたりに工場があったそうだが、需要が上がって近隣への煙などの影響で苦情が増え、この小さな島に目をつけたらしい。一時は5,000人を超える人々がここで生活をしていたそうだが、第一次世界大戦が終わり、銅の価格が下落し、またたく間に製錬所は廃業に至る。
それから100年近く放置されたこの場所をアート作品に仕立てようとしたのがベネッセで、二代目社長の福武總一郎氏だそうだ。島をまるごと買い取ってアート作品にし、集客に成功する。
製錬所の中の作品は写真撮影が許されず紹介できない。
しかもその作品の衝撃は言葉にしにくい。
これから鑑賞予定の方もいるかもしれないので、あまり詳しいことを書くとネタバレになるので書けないが、時間をかけてこの島まで出向いた価値は大いにあった。素晴らしかった。
真っ暗い入り口を入ると、燃えるような映像がメラメラと見るものを圧倒し、順路に沿って進むと、ずっと先に出口がある・・・
書けるのはここまでだ。その出口の秘密はここで説明できない。衝撃的だった。
作品を鑑賞したあとは製錬所周辺を散策。
暑くてほかの作品を見る余裕がなかった。
しかし、この製錬所の作品に触れただけでも価値のある時間だった。
来てよかった。
廃墟となった製錬所の先に見える美しい海と空。
時間をかけて来たからこそ味わえる感動とも言える。
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