別れる決心 パク・チャヌク監督
町山智浩さんの解説から。
넘치는 긴장감! [헤어질 결심] 2차 예고편
びっくした。こんな映画が世の中に存在するのか。パク・チャヌクでしかこんな映画は撮れないだろう。パク・チャヌク人気もあって劇場は大入りのほぼ満席。少し残念だったのが、当たり前のように字幕鑑賞したところ、この映画はハングル語が喋れない中国人という設定だったので、もしかしたら吹替えで見たほうが良かったかもしれない。思えば「お嬢さん」も日本人の金持ちから遺産を盗む話しで、日本語がひとつのポイントだった。
そう考えると、パク・チャヌク監督作品にはどこか分断の影がある。「JSA」然り。チャクヌ作品を全て見たわけではないので断言はできないが、このドラマも分断という影の中で二人の男女が触れ合うラブストーリーだ。しかし、簡単なラブストーリーではない。刑事と被疑者という関係の男女。
お互いがお互いを見えない、という点でこの映画は極上のドラマとして成立している。要所で出てくる「目」と、それを包む「霧」というキーワード。エンディングでも流れる「霧の中」というイメージは、見えないものを見たいと思うやましい感情、その卑猥な発想がこの映画の主軸である。
極上の恋愛ドラマだが、映画の中でほとんどその熱愛は具体的に示されることがない。触れそうで触れない、結ばれそうで結ばれない。そこに存在したいという願望と虚実が交錯する心理。デビッド・リーンの「逢びき」やクリント・イーストウッドの「マディソン郡の橋」が思い起こされる。
キネノートのレビューはこちらから。 → 「別れる決心」
話題は変わるのだが、台湾が映画の分野でも大いに表現が失われそうな雲行きだ。ジョニー・トーの言葉は文化や国境を超えて世界をめぐる。
#独裁者は映画を排除する https://t.co/oRbKeHB4GY
— dalichoko (@chokobo88428241)
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