69kg　渋谷で過ごした天皇誕生日

2023/02/24 05:29

昨日は、天皇誕生日。令和になって５年、陛下は６３歳になられた。一般参賀は抽選だったらしい。令和になって天皇誕生日の一般参賀は初めてだったらしい。

朝休みなのに仕事へ向かうダーリンさんをお見送りして、少し後出かける。

銀座線で、永久に工事が終わらないと思しき渋谷に出る。

かつてあった東横百貨店の面影はもうない。
朝飯抜きで目的地に向かうつもりだったが、兆楽の前でメニューを見て足止め。

いまどきワンコインで食事ができるなんてありがたい。前回は麻婆豆腐だったので、今回は思い切って納豆。

どうですかこのシンプルな定食。店内は朝から宴会をしている集まりやカップルなどで大賑わい。カウンターでお隣の席にいたおじさんは、朝から紹興酒を飲んでいる。羨ましい。とても気持ちよさそうにひとりごちている。

納豆をよく混ぜて、目玉焼きを上に乗せてゆっくり食べる。ゆっくりよく噛んで。
目的地は「ル・シネマ」

Triangle of Sadness Trailer #1 (2022)
「逆転のトライアングル」はすごい映画だった。リューベン・オストルンド監督の前作「ザ・スクエア　思いやりの聖域」は、キネ旬の読者レビューに掲載されたりしたので思い入れがある。今回も見応えのある映画だった。オストルンド監督はこの映画で２作連続カンヌでパルム・ドールを受賞となった。

ル・シネマはほぼ満席で、劇場は爆笑の渦。
昼はコンビニのカレーパンを食べ、少しＢｕｎｋａｍｕｒａ前のベンチに座って、次の目的地に向かおうとよく見たら、ヒューマントラストシネマだったことに気づいて、早足でスペイン坂を上り、宮下公園をくぐって到着。グザビエ・ドランの新作テレビシリーズの第１話を試写会で鑑賞。

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』予告編
今日から配信になる「ロリエ・ゴドローとあの夜のこと」の特別試写に、女性客を中心に大勢のお客さんが集まられた。

ドランと何度か会ったことがある立田敦子さんの熱のあるゲストトークでいろいろ学ぶ。このドラマで、カナダが英語とフランス語のふたつの言語圏に分かれていることをあらためて認識する。ドランがカナダのケベック州出身というのはかねてから知っていたが、なぜフランス語を喋るのか？についてよくわからなかった。このドラマに出演しているドランが野球のボールを持つシーンがあって、フランスと野球ってあまりなじまないと感じたが、やはりカナダの話しだった。このドラマの時代背景から、当時モントリオールにまだメジャー球団が存在していた頃の話しである。

実は試写会の最中、眠くて眠くてうたた寝をしてしまった。ドラマが面白くないということではなく、生活のリズムが狂っている証だ。帰りも、せっかく渋谷まで出たんだから、散歩でもしようと思ったがそういう気力もわかず、再び銀座線で帰宅。電車はとても混んでいて、近くに赤ちゃんを抱いたパパやお年寄りがいたのだが、席を譲る気力もなく爆睡。

家に着く頃、ちょうど夕日がきれいだったのでカシャリ。雲の感じもいい。

家に着いたらダーリンさんから連絡があって、焼肉を食べようという提案があったが、目的のお店がおやすみで、結局自宅で食べる。

牛丼とスパゲッティ。これまたいずれも炭水化物。セブンの牛丼がまた実に美味しい。前日に食べた「きつねや」の牛丼と比べることはできないが、遜色なし。
家で「罠の戦争」第６話鑑賞。

くさいドラマだが、ついつい見てしまう。それにしても岸部一徳さんの老獪な演技があまりに素晴らしくて、見るたびに目を奪われる。この人が「ザ・タイガース」でアイドルだったことを知っている人はいまどれだけいるだろう。そして同じくアイドルだった片平なぎささん。東京都知事を連想させる迫力ある演技に圧倒されるが、若い頃はとてもかわいくて、４０年前にこんな役を演じるとは想像もできなかった。

疲れて寝ようとしたら、メッセンジャーにメモがあって、大学の友人から久しぶりの連絡。よく遊んでいた三人で近々会おうということになる。きっとそれぞれ活躍されているんだと思われるが、それにしても懐かしい。そのうちのひとりとは卒業旅行でグアムに行った仲。今もあるようだが「パシフィック・アイランド・クラブ」で過ごした日々は生涯の思い出だ。

ということで、うだうだするうちに昨日は２２時半頃就寝、今朝４時過ぎ起床。体重は増えて69kg。去年より１㌔多い。やばい。

孫たちはそれぞれ、元気に過ごしているようだ。