今シーズンのリーグワンも終わった。そしてクボタスピアーズが初優勝。



シーズンでは２位だったスピアーズだが、勝ち星と得失点差では１ポイント。得失点差では１位のワイルドナイツを大きく上回るダントツの１位で、スピアーズの優勝が偶然ではないことを証明している。

緊迫した試合展開は絶対王者ワイルドナイツのミスが目立つ展開。松田力也選手のＰＫが決まらないというシーンやパスミスもあり、スピアーズのＰＫによる得点の機会を多くした。

そして空中線になるとフォーリー率いるスピアーズが完全に有利な展開となり、ワイルドナイツはミスで敗れたと言えるかもしれない。

しかし、決勝戦らしい見応えのあるいい試合だった。そして初優勝のスピアーズと、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた立川理道キャプテンが何より素晴らしかった。

ちなみに前日行われた３位決定戦でも、デ・クラーク選手が所属するイーグルスがサンゴリアスを破り３位となる。優勝候補で、昨年決勝に進出したサンゴリアスは４位に終わった。デ・クラーク選手もそうだが、スピアーズのマルコム・マークス選手も南アフリカのバリバリ現役代表で、今年開催されるワールドカップでも彼らの活躍が楽しみだ。

今年は２試合しか観戦できなかったが、リーグ戦がもっと盛り上がってくれるといいと思う。そして各チームをサポートする企業イメージについても相乗効果が現れていて素晴らしい。中でもクボタのＣＭは泣かせる。

ラグビーとは少し関係ないが、一緒に
居酒屋でご一緒した渡辺哲さん
のCMも泣かせる。

さて、次はフランスワールドカップだ。

いま世界の趨勢は、シックスネーションズで完全優勝したアイルランドが断然強い。

かつて世界の絶対王者だったオールブラックスは世代交代がうまくかず、新たな中心選手も固定できない状態で、すでにワールドカップ後のヘッドコーチ人事を決めている状態だ。

おそらく今年のワールドカップは、これらの中からアイルランドとフランスを中心に、オールブラックスとスプリングボクスが追いかけるような展開になるものと思われる。世界のトレンドもどんどん変化している。いずれにしても楽しみだ。
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