過去５年のレースを振り返ると、馬券的にはなかなか荒れるケースの多いこのレースで、昨年、一昨年と１番人気が崩れ、その前２年ルメール騎手が連勝しているときも相手（２着）が不人気馬だったりするレースが続いていた。

そしてそんなジンクスをそのままに、今年のこのレースはなんと１４番人気のテンハッピーローズが優勝。２着にはこのレースを過去３度勝っているルメール騎手の４番人気フィアスプライドが入り馬券は大いに荒れた。６歳馬のワンツーはストレイトガールが勝った２０１５年以来。前川清さんが馬主のコイウタが１２番人気勝った２００７年のレースをしのぐ人気薄の勝利だった。

レースは中位のやや後方につけたテンハッピーローズが、直線２００ｍのあたりからとてつもない切れで外から伸び、他の馬を寄せ付けない圧勝だった。３８歳の津村騎手は初のG1勝利。

単勝は２万円を超え、３連単は９０万円の大波乱。

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