レガレイラ 有馬記念2024
今年の年度代表馬が確実視されているドウデュースの引退レースとなるはずだった今年の有馬記念だが、枠順確定後に出走を取り消す事態となって大混乱のレースとなった。
横山典弘騎手が乗るダービー馬ダノンデサイルが逃げる展開で、そのまま逃げ切ってもおかしくないほど絶妙のペース配分で直線に向かうところ、中団で待機していたレガレイラとシャフリヤールが併せ馬のように残りの直線を叩き合い、ダノンデサイルを2頭で差し切ったところがゴール。わずかに内レガレイラが勝利した。
牝馬の勝利は2020年のクロノジェネシス以来、3歳馬の勝利は一昨年のイクイノックス以来、3歳牝馬の勝利はスターロッチ以来なんと64年ぶりの快挙となった。レガレイラはその才能を期待されて、春先は牡馬のクラシックに挑戦する逸材だったが、夏を越して牝馬限定戦で人気を背負いながら敗れていたため、このレースでも人気を落としていた。
ローシャムパーク、プログノーシス、シャフリヤールの3頭が海外の大レースからこのレースに挑戦してきたほか、海外経験のある馬が多く出走するレースとなった。ドウデュースの取り消しで波乱気味にはなったが、終わってみれば本来の実力が発揮された結果となり、潜在的に国際色の高いレースとも言える。
レガレイラはなんとサンデーサイレンスのインブリードで、来年以降にもし海外で活躍する機会があるとしたら、是非北米の大レースでの活躍が期待されるのではないか。祖父ハーツクライは、サンデーサイレンスの最高傑作であるディープインパクトに国内で唯一土をつけた馬でもあり、レガレイラのこの勝利は来年に向けた大きな夢を抱かせるものだと思う。
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