生きることとは? アナザー・エナジー展
森美術館「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」
アーチストがいずれも本能的にこれらの作品を生み出す理由も示される。
この巨大なキャンバスに展開される彼女の脳裏に存在するもの。それは惨めな思いで土にかえった人々の思い。それを表面的にはまるでわからないように描いている。彼女たちの主張はどれも知的で勇ましい。しかしそれはその場にいる人々にわかるかわからない程度にしか示されない。むしろこれらの作品が我々の頭のどこかに記憶され忘れられていくという輪廻をアルピタ・シンは呼び起こそうとしてるようだ。
その意味で、この展示の最後を締めくくる三島喜美代の「命がけで遊ぶ」というメッセージはとても強烈だ。そして羨ましくも思える。城南島の感動をいまひとたび。
彼女の主張は単純明快で「情報はゴミだ」ということだ。僭越ながらわたくしの言葉に置き換えるなら「メディアはすべてクソだ」ということである。立川談志が「テレビはクソだ」と言い放った。そして「テレビは消すためにつけるだけ」とも言った。これは特に日本のプロパガンダメディア、テレビもラジオも新聞や雑誌も全て国家寄りの報道に明け暮れている危険を示すものだ。
カルメン・ヘレラは、アートとは何か?の答えに「アートが答えだ」と応じる。
そしてまたあるアーチストは「生きるとは何か?」の問いに「死んでゆくことだ」と応じる。
そして我々人類はいつまで経っても地球上で最も未熟な存在であることをこの展示は教えてくれる。
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