セイント・オブ・セカンドチャンス ジェフ・マルムバーグ/モーガン・ネヴィル監督 「#日本学」
おそらくだが、この作品の予告編を見たらそのまま映画を見ずにいられなくなるはずなので、注意したほうがいいだろう。すっごく面白い。
いわゆるドラマの再現映像を用いたよくあるドキュメンタリーなのだが、びっくりするような展開と、3代目球団オーナーのマイク・ベック氏の底抜けの明るさが全編を覆う。なぜ彼がこれほど底抜けに明るいのか?は、最後の最後に別の形で明かされる。マイクの父ビル・ベックは殿堂入りしたほどの偉人。その息子のマイクは、何も考えず父の仕事を手伝うだけだったが、あるアイデアで球場がひっくり返るようなことが起きてしまう。
その後、しばらく野球と無縁の生活だったマイクに、再び白羽の矢がたてられ、地方の客章マイナーチームを集客するまで、山あり谷ありの物語。言うまでもなく実話である。
聞き覚えのあるメジャーリーガーが、最底辺のこのチームに復帰するのを一旦断りながら、マイクの奥さんが機嫌を損ねたため、無理やり契約することにする。その選手も、やる気のないプレーを続けて、観客からもヤジられていたが、なんと足のない選手を彼と練習させるうちに元メジャー選手は次第に奮起する。個人的にはこのエピソードがつてもインパクトがあった。
まさにタイトルの「セカンドチャンス」の代表例かもしれない。ちなみにこの方、今は牧師をしている。
最後の最後に、この家族をめぐる大きな山場を迎えるのだが、ここでは言及しない。そのことを言葉にした途端、全てが消えてしまいそうだから。なんと素晴らしい家族、なんと素晴らしいドラマ。
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中国がこういう学術フォーラムを開催し、日本について研究していることは興味深い。ぜひ具体的な成果なども記事で紹介してほしい。そして我々日本人も中国から学ぶべきではないだろうか。