#ダリチョコ の映画とグルメ

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#TOKYOVICE #トウキョウ・バイス マイケル・マン監督他

一昨年に放映されたテレビドラマ「TOKYO VICE」が昨年Netflixで鑑賞できるようになったため、昨年11月頃からじっくり連日鑑賞した。町山智浩さんが一昨年4月にラジオで紹介していた作品。




日本の裏社会を描く海外ドラマ、という設定は、古くはシドニー・ポラックの「ザ・ヤクザ」だろうか。あるいはリドリー・スコットの「ブラック・レイン」など、折りに触れ紹介される。もちろん国内でも「ヤクザと家族」や「孤狼の血」などの作品が作られており、日本映画のひとつのカテゴリーとなっている。


ドラマの評価はともかく、ここにひとつだけ記憶にとどめておきたいことがある。それは、「東京が世界で最も撮影許可が下りにくい大都市」だということだ。世界の都市、たとえばソウルは数十年前からコンテンツ事業に行政が力を入れており、映画やドラマの撮影がしやすい環境があるようだ。香港は言うまでもない。こうした潮流から遅れる日本の行政(要するに政治)が、国家の基礎たるべき文化事業に投資しようとしない現状を憂う。このドラマはたまたまコロナ禍だった、という事情で奇跡的に撮影ができた経緯があるだろう。第1話の監督をしたマイケル・マンは、製作サイドがセット撮影を提案したにもかかわらず、ロケーションにこだわったのは、東京の空気を映像に残すためだろう。もっと開かれた都市、あるいは映画などへの積極的な協力と投資をお願いしたいところだ。


主演は「ウェスト・サイド・ストーリー」のアンセル・エルゴート。第1話で渡辺謙に連れられて誰かと対話するシーンから始まる。主人公のジェイクは新聞記者。そして彼と友情が芽生えるヤクザ佐藤役に笠松将。ドラマは記者のジェイクとヤクザの佐藤を対比的に描き、彼らの接点に何があるのか?という視点で進んでゆく。


それぞれに転機があって、極めて印象的だったのが佐藤が”ケジメ”をつけるよう兄貴分に要請されるシーンがあって、(ネタバレになるが)どんでん返しの展開で佐藤が兄貴分にピストルを向ける。ここで兄貴分は「お前には撃てねえよ」といって屋上から飛び降りる。任侠の世界で裏切りもある中、兄貴分は弟分の佐藤の性格を見極めて、自ら飛び降りる。第5話



ヤクザの側も警察の側も二分されている。
この世界が単純に善と悪を描くものではないことがこの映画の言いたいところではないか。
ジェイクと佐藤がともに関係するサマンサという女性が翻弄するが、この存在もまた二分された存在だ。布教活動から逃げる時、金を盗んで夜の世界へと舞い込んでくる。夢と現実を行き来する。



強い個性と予想を覆す展開に唖然とするが、ラスト数分で思いもしないもやもやした展開となってシーズン1は終わる。そしてシーズン2へ。








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