#ダリチョコ の映画とグルメ

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#コンクリート・ユートピア オム・テファ監督 「支持率」

コンクリート・ユートピア」 オム・テファ監督。


このところユートピア(理想郷)の映画が続く。「ビヨンド・ユートピア脱北」や「理想郷」・・・。しかし現実で眼の前にするのはむしろデストピア。能登半島地震で災害に見舞われた方を思うと心苦しいのだが、丸の内ピカデリーは盛況で、大勢のお客さんがこの映画を鑑賞した。このユートピア(デストピア)を鑑賞。


冒頭のシーンから息を呑む。夫婦の寝室から夫が目を覚まして起きる。そして窓の外を見るとその恐ろしい風景が画面に示される。しかし人物はどうもその風景に慣れてしまっているらしい。大きな衝撃があっても慣れてしまう。巨大なモノリスのように立ちはだかる”皇帝アパート”はある種、現代独占資本を象徴するようだ。その佇まいは独善的で何人も寄せつけない威風がある。


1階で火災が起きる。ここで活躍する名もなき人たち。(まさかここにイ・ビョンホンがいたとは!)これからこのアパートの住民を守るため、婦人会の会長(あの「愛の不時着
でいい味を出していたキム・ソニョン)がリードして選ばれた代表は、その場で全く存在感を示さなかった男。


この映画は震災の映画ではなく、この地味な存在だった謎の男を無自覚に代表に選び(まるで我が国で長期政権を続けたあの「愚劣な男」を選んだがごとく。)、その人物の行動にどんどん惹き込まれてゆく凡人たちのことを描いたドラマだ。オーウェル曰く「戦争の目的は支配構造を保つため」と言った。この言葉がそのままこの映画に展開されてゆく。まるでそれはある国(たとえば日本)が、他国を侵略してその国の人々を虐殺するかのようである。


そこにある少女(あの「はちどり」のパク・ジフさん)でが舞い戻り新たな展開へと進んでゆく。なんという恐ろしさ。手塚治虫の「アドルフに告ぐ」までもが重なる壮大な人類史的テーマ。迫力の映像もテーマもありとあらゆる映画の全てが見るものに突きつけるものは何か?映画館で確認していただくしかない。




映画「コンクリート・ユートピア」気鋭監督オム・テファ インタビュー エンタテインメント大作から問い掛ける、 人として守るべき道とは? |キネマ旬報WEB


「悪に突き進む平凡は人たちが理解されるように」


Concrete Utopia - Wikipedia



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「頑張れ自民党」
11月は21%、そしてついに14%。でもまだまだ大丈夫。八王子市長選挙でも勝てたし、対抗する野党第一党ががまだまだ自民党の三分の一。維新や国民が支えてくれる。野党が束になっても自民党には勝てないから、まだまだ余裕のよっちゃんだ。

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