未知なる世界と出会う ① 渋谷公園通りギャラリーで出会うアール・ブリュット
渋谷で開かれている展覧会の記事を2回にわたってお届けします。無料の展示なので、渋谷にお出かけのときふらりとお立ち寄りください。素晴らしい作品が並んでいます。ではどうぞ!
67kg "US STRIKES IRAN” - #ダリチョコ の映画とグルメ
友人と映画を見る前に、ひとりで久しぶりに「渋谷公園通りギャラリー」でアール・ブリュットに触れる。「抽象のラビリンス」以来だ。
過去のアール・ブリュット鑑賞歴はこちら。
思えば百瀬文さんのインスタレーションには驚いた。あれからずっと通い続けている。
今回はイギリス人のジェニファー・ギルバート氏のコレクションがここに集う。
ナイジェル・キングスベリーの作品は、線を何重にも重ねるうちに退廃的で浮遊感のある女性の姿を映し出す。これらの作品の多くは遠くから見る印象とこのように近くで見る線のイメージがまるで違う。この多面性もこれらの作品に共通するものだ。
こちらはテレンス・ワイルドの作品。規模は小さいが近づいてみると飲み込まれそうな世界。ゲイで教育者でもある彼の生き様が作品に宿る。生きることの苦悩や恐怖などが描かれているという。
カーラ・マクウィリアムの作品はエネルギーをテーマにしているらしい。この複雑な構造をひとことで説明することはできない。
こうした作品群のひとつひとつに命がある。作り手の精神性を手にすることができる。見事だ。
つづく・・・
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