気になる三人会(夢空間) よみうりホール
よみうりホールは、まだ笑点メンバーに選ばれる前の一之輔と宮治のふたり会「一宮入魂」以来。
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今回は、林家たい平師匠を筆頭に、蝶花楼桃花、桂二葉の三人会。
前回と反対側の席。大きな劇場だが、流線型の設計。
そのうちよみうりホールは時間前に満席状態となる。近くの席で関西弁のご家族がワイワイ騒いでいる。二葉さん目当てか?
桃花さんは池袋の「TACT寄席(表彰状)」、二葉さんは大阪上方の「繁昌亭(子は鎹)」以来となる。お二人とも勢いのある落語家さんだ。おふたりともかわいらしい。
ちなみに、たい平師匠の落語はいつ以来か調べたが、3年前の正月顔見世興行の東洋館以来だったようだ。せんだみつおさんが最前列に来られていて、たい平師匠が紹介して下さったあの日。
今月二ツ目に昇進する三遊亭まんとさんの開口一番「のめる」。「つまらねえ」と「のめる」が口癖のふたりが賭けをして、口にしたら罰金を払うという噺。これは「つまらねえ」というはずがなく、「おもしれえ」。
続いて蝶花楼桃花さん登場。7月に池袋演芸場で31日間連続の単独公演に挑戦するらしい。この日は三遊亭白鳥の「任侠流山動物園」。桃花さんが任侠映画の大ファンで、池袋文芸坐のオールナイトまで鑑賞したほどのマニアだったとは。この日の演目は、熾烈な上野と流山の動物園競争の噺。上野のパン太(パンダ)と流山のお政(象)の対決がクライマックスになっている。
仲入り後、二葉さん登場。NHK新人演芸大賞で敗れたときに苦い思い出をまくらに上方落語「青菜」へ。夏の話題で、隠居から酒を誘われた植木屋が、隠居と奥さんのやりとりを見て真似しようという噺。
「鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官(くろうほうがん)」と不思議な返答をする。すると隠居は、「ああ、義経にしておこう」
この暗号のようなやりとりが笑わせる。
そしてトリは林家たい平師匠。たい平師匠のブログは読ませて頂いている。この日は池袋演芸場のトリを交代して、こちらに来られたらしい。演目は「井戸の茶碗」。
井戸の茶碗は、春風亭柳之助師匠の噺を聞いたことがある、クズ屋、落ちぶれた浪人、正直な家臣と三者が入り乱れてカネを受け取る受け取らないで大混乱する。このパターンは、池袋演芸場で神田伯山が演った「徂徠豆腐」と同じで、武士は食わねど高楊枝の世界。痩せ我慢とうのが日本人の根底にあることを感じさせる。たい平師匠のこのネタは、「なんでも鑑定団」をアレンジで入れるなど、時世を図った内容になっていて笑わせる。
いつもお笑いをいただいて落語には感謝している。今回は勢いのある女性落語家さんの噺を聞かせてもらって、時代の勢いもまたいただけた。心から感謝。
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