池袋演芸場 令和五年八月中席 神田伯山
12時半開演だがすでに行列ができている。ダーリンさんと分かれてランチを交互に食べ、列に並ぶ。
目的は神田伯山。おそらく劇場に来ている多くのお客さんの狙いも同じではなかろうか。
その伯山先生のお弟子さん神田青之丞が座布団運びの前座さん。飲めない酒を断って殿様の機嫌を損ねるので、命がけで盃を受け、そのうち気が大きくなって代わりに殿様の大切なものを所望するという話し。
太鼓と三味線が鳴り響き昼の部開演。客席は満席。臨時で設けられた折りたたみ椅子も埋め尽くす。
トップバッターは瀧川鯉津の「お菊の皿」。番町皿屋敷、お菊が見世物になって観客を喜ばせるというお笑い。金髪頭の鯉津師匠。
次が新宿カウボーイの漫才で、その次が三遊亭小笑。師匠が笑遊(しょうゆう)で自分が小笑(こしょう)。醤油と胡椒で自己紹介。小笑師匠は「成金」のひとり。昨年末「大成金」で盛り上がった。この日は「宮戸川」。半七とお花がおじさんの家に泊まるというエピソード。
続いて春風亭傅枝「七段目」。芝居好きが講じて2階でドタバタやっているのを叱られて「七段目(歌舞伎の演目)」と応えて落とす。
林家喜之輔の紙切り。ダーリンさんがさきごろ公開された「バービー」にちなんで「バービーとケン」と注文したが喜之輔にうまく伝わらなかったようで、できあがったのがこれ。
それでもおひねりをお渡しするあたりが粋だ。
そして余興を終えていよいよ神田伯山登壇。演目は「徂徠豆腐」。場内は熱気ムンムン。
まあとにかくすごい!まだ出世前の荻生徂徠が声もでないほど腹をすかせているのを豆腐屋が面倒を見る。その後豆腐屋が火事で家を失った後、出世した徂徠がただで食わせてもらったお礼といって大金を豆腐屋夫婦に置いて行く、という話し。場内は大笑い。伯山の迫力に圧倒される。
久しぶりの池袋演芸場。
まくらの段階ならいいけど、話に入っている途中からお客様がお越しになると、気がそれる。
寄席ってそういうもんだろうけど。
難しいわ。
— 神田伯山 (@kanda_bou)
伯山先生にお目にかかったのは、昨年の2月以来のようだ。
瀧川鯉橋「こんにゃく問答」
幇間の松廼家八好。
今日も沢山のお客様にお越しいただいている池袋演芸場の鯉八師匠のお芝居。今日は3日目!まだ間に合います!是非お越しくださいまし。立ち見になってしまうかもしれませんが面白いですよ本当に!お見逃しなく! pic.twitter.com/oNg8zvvFKg
— 松廼家 八好 【 すがぽん流マイム 】 (@sugapon_mime)
幇間という芸を初めて見る。お座敷芸で女性に多い仕事のようだが、わずかな時間で場内を大いに盛り上げていた。
瀧川鯉白。女子に傷つけられた男子を慰めている教室に先生がフルチンで現れるが、実はその部屋にはその先生しかいなかった、というお笑い怪談話し。
春風亭柳雀「転宅」
この日は柳雀師匠に鹿児島のテレビ局が密着取材でカメラが数台入っていた。
小泉ポロンのマジック。
最後に成金の瀧川鯉八。長崎の旅行に行ったカップルが、男の元カノと行った場所ばかりまわるので不満に思う女も、実は元カレと長崎に旅行へ来ていたのがバレる、というオチ。
この日は「成金」メンバーが3人も登場する豪華さ。
夜の部もねずっちや春風亭柳之助師匠の予定があったが、遅くなるのでここで退散。柳之助は今月ほかの機会に行く予定。
それにしても久しぶりの落語や講談で気分がすっきり。多少の頭も使うので、それもいい。熱心な寄席ファンも大勢かけつけて、小学生ぐらいのお子さんもちらほら見えていた。
家でヨネスケチャンネルを見ていたら志らく師匠と対談で、池袋演芸場の話題がちょっとでてきた。落語の世界は狭くて広い。はまるとなかなか抜けられない。
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