スーパーマン 「愛と誹謗、戦争の影」
いったいこの映画はなんだったのでしょうか?
あなたの“ヒーロー”は誰ですか?ー涙腺ゆるみっぱなしの土曜日 -
「スーパーマン」(KINENOTE)
今回の「スーパーマン」、とにかく驚きの連続です。
冒頭からいきなり衝撃的なシーンで始まります。
前置きも説明も一切なし。
最後まで見て、ようやく全体の枠組みが見えてくる──この構成、まさに画期的です。
そして音楽。
あの1978年版のテーマ曲が流れた瞬間、われわれ世代は心を鷲掴みにされます。
父親役はマーロン・ブランド、宿敵レックス・ルーサーは先日亡くなったジーン・ハックマン──
大スターが輝いていたあの原点の香りがよみがえります。
今回のルーサーを演じるのは、ニコラス・ホルト。
「陪審員2番」でも印象的でしたが、ここではスーパーマンをこれ以上ないほど追い詰めます。
監督はジェームズ・ガン。
近未来というより、いま私たちが生きる現代社会を切り取り、
もがき苦しむスーパーマンを描き出します。
これまでのような無敵ヒーローではありません。
悪評に傷つき、落ち込み、何度もへこむスーパーマン。
そんな彼を最後に励ます人物が現れた瞬間、
わたくしはもう、ボロボロボロボロ涙が止まりませんでした。
「誰だって、つらいときに声をかけてくれる人を待っている」
その気持ちを、この映画は強烈に突き刺してきます。
エンディングで明るくなるかと思えば、
最後の最後まで人間臭いドジを踏むスーパーマン。
それでも、彼の弱さが今回最大の魅力です。
力でねじ伏せるだけのヒーローではない、
迷い、悩み、落ち込みながらも立ち上がるヒーロー。
すべての世代が現代社会に疑問を抱くきっかけになる、奇跡の映画でした。
(=^・^=)
町山智浩 2025年版『スーパーマン』を語る | miyearnZZ Labo
緊急特番 町山智浩出演『スーパーマン(2025)』とジェームズ・ガンとアメリカのいま
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