柳家小さん坐忘会「長者番付と船徳」
午後からお休みして、西八王子の蕎麦や「坐忘」で開かれた六代目柳家小さん師匠の落語を聴いてきました。
去年11月以来2回目の参加ですが、なんとなく前回と同じお客さんが並んでいる感じ。年配の方が多く落ち着いた雰囲気です。
「坐忘で聞く、六代目小さん師匠の落語」 - ダリチョコ の映画とグルメ

小さなお店の高座。そこに小さん師匠が登場すると、万雷の拍手に包まれます。たった20人程度のお客さんですが、冒頭から盛り上がります。
そういえば、先代五代目小さんが「三遊亭歌笑」と縁があったと聞いて、落語の歴史を感じました。渥美清さんが「おかしな奴」で演じた歌笑に、先代小さんがラブレターを書いてもらってた、というネタは笑えます。

まずは「長者番付」。「うんつく酒」とも言われるネタですが、師匠曰く、喜六と清八のお伊勢参りの噺は、1時間半にも及ぶ大ネタなのだそうです。これを切り取って40分で披露していただきました。金持ちの話題で散々盛り上げて、最後清八が「うんつくは嫌いじゃ」というと、店の主が「あー、これだから貧乏人は困る」で終わる。貧乏人が金持ちを想像しても嘘がバレるという狙いでしょうか。

そういえば昔は「長者番付」や納税者番付が発表されてましたが、今は長者番付もなくなり、金持ちの実像はますます見えなくなりました。結局われわれは、清八と同じように「きっとこんなもんだろう」と想像するしかないわけで……。あー、これだから現代人も困る。
格差が広がる社会で、一部の金持ちの財産が隠されているような気がしています。
少し休憩をはさんで「船徳」。
こちらは何度か聴いたことがあるネタですね。三遊亭歌司師匠がYouTubeでも披露してました。

小さん師匠は、去年の高座以上に切れていて、とてもお元気でした。「船徳」は、かなりアクションも大きなネタなのですが、その仕草に場内は大爆笑。素晴らしかったですね。

ここからお料理タイム。

小さん師匠も一緒になって、酒とおそばをいただきます。
おそばは十割で食べごたえありますね。美味しかった。

この席を案内してくれた同級生のHさんは、奥様が急に具合悪くなって来られませんでしたが、もうひとりの同級生、無二の親友Yさんとふたりであれこれ話しをして楽しみました。彼は読書家で、歴史の話題になると詳しいです。

ふたりで中央線に揺られていい気持ちで帰路につきます。気候も穏やかで、とてもいい一日でした。
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