#マスクガール キム・ヨンフン監督、「#Rassemblement」
「これくと」で町山智弘さんが解説されていて、早速視聴することにした。すっごく面白い!
第1話 キム・モミ
彼女は、顔を隠して踊り人気を得るが、会社の上司の不倫に巻き込まれ、勢いで動画サイトに全裸を写してしまい配信停止に追い込まれる。そこに彼女のことを「知っている」というメッセージが届く・・・
第2話 ジュ・オナム
「知っている」とメッセージを送っていたのは、実はモミと同じ職場にいるジュ・オナムという中年で、彼は幼い頃からいじめにあい、存在を消していきてきた。彼はモミがマスクガールであることに気づき、彼女を影で守ろうとするが、モミはほかのイケメンに連れられていやいやモーテルに入る。そこで小競り合いになり誤ってイケメンを殺してしまう。
第3話 キム・ギョンジャ
これはジュ・オナムの母親の話し。この母親はオナムを産んたあと夫が浮気して家を出て、女手ひとつでオナムを育てた。そんなオナムが家を出て一人暮らしを初めてから全く連絡がないので心配していると、オナムが死んだという知らせが届く。(死体を確認したギョンジャが慟哭するシーンは凄まじい。)ギョンジャは息子を殺した犯人を「マスクガール」と絞り、女の正体を暴こうとする。
第4話 キム・チュンエ
キム・モミと間違えられた女はモミと同じ風俗で働く女で、モミとは仲違いをしていたと告白する。そしてモミを探しにギョンジャ(オナムの母)と嗅ぎ回る。この女キム・チュンエもまた整形をしていて、イケメンの元アイドルと同性していて暴力を受けている。実はキム・モミと同じ境遇のチュンエは仲がよく、ひょんなことから暴力を振るう元アイドルを殺してしまい、キム・モミはその罪を背負って無期懲役となる。
第5話 キム・ミモ
キム・モミにはなんとオナムの子供がいて、ここではその子供(キム・ミモ)が主人公となる。祖母に育てられたミモは転校先で、仲間はずれにされている友達と似たような境遇で仲用なる。しかしミモの母親が「マスクガール」であることがバレて、その噂を流したのが友達だと信じて罵る。トンネルのシーンが印象的で、このふたりが言い合いをしているのを尻目にギョンジャ(オナムの母)が去ってゆく。
第6話 キム・モミ
刑務所のキム・モミの話しになる。刑務所の中でもいじめが行われ、モミはボスグループと徹底的に戦って何度も独房に放り込まれる。そのうち時が経ってモミは模範囚となるが、そこにモミの娘ミモが「マスクガール」の娘とばらされて不登校になっていることなどの記事が送られてくる。
第7話 モミとミモ
いてもたってもいられなくなったモミは、ミモを守るために脱獄を企てる。かたや息子のオナムを殺されたチョンエは、モミに同じ苦しみを与えるため、したたかに娘のミモに近づき軟禁する。ミモを救うため、祖母と脱獄したモミが人里離れたチョンエの家に向かい、壮絶な戦いが始まる。
ここに登場する人物、特に「マスクガール」となるキム・モミの少女時代からの人生が描かれる。およそ40年の人生の中で、ルッキズムの裏返しで人生が反転する、というドラマを軸に、彼女に関わった人物たちのそれぞれの人生も同じように繰り返される。時代が変わっても変わらないいじめや偏見や格差の問題などが深く掘り下げられる。第1話は笑って見ることができたが、最終話はアクションシーンなどもふんだんに盛り込まれ、エンターテインメントとして充実した内容だった。
映像表現も素晴らしく、モミがマスクをするシーンは「シスの復讐」でアナキンがダースベイダーになるシーンがよみがえる。マスクする=化粧する、という女性の立場に置き換えて、この恐るべき現実をあぶり出す。モミが実家の格子越しに母親に懇願するシーン、ミモと友達が切通し(トンネル)で会話するシーンなど、多く印象的なシーンがある。最後の戦い合いとなるシーンは「羊たちの沈黙」を連想させる。あの映画の猟奇的な犯罪者と、ここに出てくる人物たちは「孤独」という背景で重なりをもつ。孤独の所以は、家族からの疎外であったり、学校でのいじめだが、なにより社会そのものから疎外されることを前提とした資本主義の限界をも感じさせる。
どの俳優も素晴らしいがヨム・ヘランの演技が突出している。「野球少女」のお母さん役でもあったヨム・ヘランは、46歳という年をまったく感じさせない幅広い役を演じている八面六臂とはまさに彼女のことだろう。息子のオナムが死んだことを確認するシーンなど、その激しい演技に圧倒される。祖母役のムン・スクの美貌と、現在のキム・モミを演じたコ・ヒョンジョンの迫力あるアクションシーンも見応えがあった。彼女は、日本のテレビシリーズでも大ヒットした天海祐希さん主演の「女王の教室」の韓国版で主演を演じている。年齢のことを言うのもおかしいが、コ・ヒョンジョンさんとヨム・ヘランさんは、コさんのほうが実際は年上のようだ。
ほかにも多くのブログやツイートで細かい考察が語られているようだ。
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いちどは警察が禁止したデモを、裁判所が認める、というパリのニュース。デモ=暴力とか左翼とか短絡的に考える日本人にはわかりにくい話ではなかろうか。
日本の場合、デモがあると警察はレイシストを擁護する側に立つらしい。恐ろしい国だ。
警察官はヘイトデモに抗議するカウンター側を向きレイシストを守ってる。警察が差別に加担してる。日本第一党は存在そのものがヘイトスピーチと最高裁で認定された前 在特会。ヘイトスピーチは違法ですよ。日曜の午後、駅前でヘイトデモさせる警察の人権教育どうなってんの?#1022川口ヘイトデモ粉砕 https://t.co/axqxKaWqWr
— UNICO (@unico32)