ラグビーWC U20 イングランド優勝!
南アフリカで開催されたU20ラグビーワールドカップは準決勝と決勝が行われた。
3位決定戦はオールブラックスとアイルランド。ハカのシーンからすごい。ハカが終わってもアイルランド選手は立ち退かず、ずっと睨み返す。そしてニュージーランドもハカのポーズのまま睨み返すという、前代未聞のパフォーマンス。
試合は、気合いで上回るアイルランドが優勢で、ニュージーランドがカードをもらってひとり足りない状態で進むが、後半はスクラムで上回るニュージーランドがアイルランドのミスなどにつけ込んで引き離した。アイルランドも素晴らしい試合をしたが、最後は天候にも恵まれずミスが出て負けてしまった。ニュージーランドは2018年以来のセミファイナル。
続いて決勝。
プール戦を1位で通過した負け知らずのイングランドと、プールAで2位のフランスの対戦。
序盤はフランスがリードする展開だったが、中盤からイングランドがフォワードを中心とする猛攻撃をかけ、大きくリード。終わり間際にフランスが追いすがるものの、イングランドが逃げ切った。
イングランドは2018年以来の決勝進出で、優勝は2016年にアイルランドを倒して以来。見事な全勝優勝だった。
意外だったのは、開催国南アフリカ、スプリングボクスがプール戦で敗退したことだ。今年優勝したイングランドに敗退しただけでなく、アルゼンチンに大差(12−31)で敗れたのは意外だった。順位戦でも全体の7位と振るわず、歯がゆい大会となってしまった。
逆にアルゼンチンの躍進は目覚ましく、プール戦を突破しただけでなく、順位戦でも5位につけ、世界のベスト4を狙える位置まで成長していることを感じさせる成果だった。
日本のU20は、出場すらかなわなかったが、このクラスだと出場できても最下位は確実で、国として底上げが必要な部分は明らかだ。日本の高校ラグビーと比較しても、残念ながら世界屈指の同世代のラガーマンに比べるといかにも非力だ。
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