阿部芙蓉美 グレープフルーツ・ムーン
◆67kg “中国电视被买空”(売り切れ) - #ダリチョコ の映画とグルメ
阿部芙蓉美さんのソロライブを鑑賞。場所は三軒茶屋の「GRAPEFRUIT MOON 」
整理券での入場で、現地に着いたときは雨がパラついていたが、ライブが終わったあとは晴れ上がっていた。
阿部芙蓉美さんのライブは2月の能楽堂以来。あのとき一緒に能楽堂にいたお客さんもこの日大勢参加していたようだ。途中のMCで、阿部芙蓉美さんはこのライブハウスで、路上ライブなど武者修行していた頃から使わせていただいているという話しをしていた。
我々が入店したとき、すでに椅子席は満席だったが、ステージ横に丸椅子を見かけたので、店員の方に許可を頂いて、なんとか座って鑑賞することができた。総勢100名ぐらいだろうか。先に飲み物と軽食をいただく。客席ではライブが始まるまで読書している方もいる。ひとりで聞きに来ている方が多いかもしれない。
オープニングは「ごみ溜めのバラード」。
あとで知ることになるのだが、このあと行われた夜の部とセットリストを変えていたらしい。
阿部芙蓉美さんのライブはチューニングと呼吸の繰り返し。息が詰まるような緊張感と、静かな楽曲が混ざり合う。2曲目の「Both Sides Now」でもう胸がいっぱいになる。「コーダ あいのうた」のあの感動が重なる。
途中で歌詞を忘れる、というシーンもあるが彼女は全く気にしない。スタッフの方に歌詞を聞いて曲の途中から再開する。観客もそんな阿部芙蓉美さんを受け入れる。観客の年齢層はそれなりに高い。大人のライブだ。そして阿部芙蓉美さんの絞り出すような声に目を閉じて聞いている(もしかして眠っている?)方も多い。
渇いた花びら朽ち果てて地面に舞い落ちたの
気付いてる? 拾い上げなくていい でも忘れないで
「ドライフラワー」
最後の「更地」まで12曲。そして自らアンコールを宣言し、今年リリースした「ウー・ルー」を披露して終わる。ソロライブが久しぶりだったらしく、試行錯誤しながら演奏している印象だったが、初めてソロで歌う「ウー・ルー」で確信を得たようだ。
★
★



