梅沢富美男劇団 千住新春公演
もともとは1月に予定されていた公演が緊急事態宣言のおかげで2ヶ月延期になって、この日やっと鑑賞することができた。梅沢富美男劇団の千秋楽。
雨の中を北千住まで足を運んでとても良かった。笑い泣き盛り上がり。さすが長年の劇団経験の為せる技。最初は人情話。集金の金を落とした大店の番頭が自殺を図ろうとするのを芸者が止める。逆に芸者が辛い思いをするときに、この番頭が恩返しをする、という物語に梅沢富美男が憎らしい先輩芸者として会場を笑わせる。
2部は梅沢富美男を中心とする歌謡ショーで、最後の3部は梅沢富美男が花魁に扮して踊りを繰り広げる。その美しさには圧倒される。
この劇団には女形で梅沢富美男を支える二人の役者がいて、竜小太郎と門戸竜二。門戸竜二は幼い頃に親に捨てられて、大変な苦労を重ねてきた苦労人で、テレビドラマで取り上げられたほどの方らしい。そうしたエピソードを毒舌を交えながら進める御年70歳の梅沢富美男の兄、梅沢武生(後見人、80歳)が富美男と舞うシーンは驚きだ。その踊りは70歳の弟と80歳の兄には見えなかった。
とにかく、3時間があっという間に過ぎた楽しい時間だった。
(=^・^=)
★
ブロトピ:映画以外の記事で!ブログの更新をブロトピしましょう!!