竹原ピストル、「上場廃止」
◆68kg le PIB a baissé(アメリカのGDP縮小) -
◆竹原ピストル @ LINE CUBE SHIBUYA (東京都) (2025.04.30) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】
5回目のピストルライブ。(過去4回の記事はこちらから)2018年、2019年、2020年と名古屋、前回の三郷に続いて今回は初めて東京のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)。渋谷公会堂でのライブ鑑賞はいつ以来だろうか。もしかして久保田利伸さんのライブ以来か?
- すうぉ~む! ! [通常盤] - 竹原ピストル [CD]
- ビクターエンタテインメント
- ミュージック
ニューアルバム「すうぉ〜む!!」を記念した弾き語りライブ。
ライブが始まる前新曲が場内に流れ、しばらくするとピストルさんが小走りにいつものギターを持ってステージの中央に登場。場内は大歓声。年代は中年以上か。熱心なお客さんばかり。彼らはピストルさんから何かをもらいにここへ来ている。
それを知ってかピストルさんはいつもと変わらぬ手順で仕事にとりかかる。
彼が吹きかけるマイクから場内に響き渡る声とギターと時々ハーモニカの音、それに合わせて美しい照明がステージとピストルさんを彩る。強さと脆さを兼ねたような空間はタイトな規律に囲まれてゆく。ステージ開始から1時間経過する頃まで、MCはほとんどない。ステージ奥に飾られたホールの大きさに似つかわしくない小さな旗を自虐的に話題にしながら、「もっと大きな旗を大阪城ホールで飾ってくれるそうです。」と人ごとのように話すピストルさんに場内は爆笑。奇しくもその日はダーリンさんの誕生日である。
ピストルさんのライブは、その激しさのせいもあってほとんどの楽曲に観客が真剣に向かい合う世界に誘われる。まさに”対峙”。遠いステージのピストルさんと個々の存在が向き合い圧倒されるような世界。アコギの切れるような強さ。このギターがどれだけ人の心を撃ち抜いてきただろう。ピストルさんは、その個性的な声と突き刺すようなシャウトのせいで、ギターのテクニックについて触れられる機会は少ないのかもしれないが、弾き語りが彼のステータスを築き上げただけのことがあって、かなり高度なテクニックを持ち合わせている。リズムとベースとメロディを時々交えるハーモニカとともにスケールの大きな伴奏を披露する。
終盤でようやくMCを交えながら、アップテンポな曲では会場とともに合唱しホールが一体化してゆく。始まってから2時間、休みなし、アンコールなし。怒涛のようなライブが終わる。
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豊田自動織機が上場廃止を検討しているというニュースを受け、多くの企業が株式市場から立ち去ろうとしている。プレジデントの記事は、GHQの圧力で財閥解体となった歴史から、買収リスクを避けるため上場廃止に向かう企業心理、そしてトヨタが最も恐れている外資の動きなどを紹介し、最後に西武の堤義明氏の言葉で締めている。もうひとつ加えるとしたら、内部留保率の高まりによって、企業の資金繰りが安定したため、市場から資金調達する必要性が減少したことも理由として考えられる。




