#堤康次郎 ③ 百貨店と鉄道

堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業 (中公新書)
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中央公論新社
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第6章 西武鉄道の設立と戦中・戦後の諸事業



東京地下鉄の早川徳次や東横鉄道の五島慶太と並んで、鉄道事業の主役に躍り出た堤康次郎は、農業鉄道だった名称を1946年「西武鉄道」にあらため、沿線開発と建設業を推し進める。第二次世界大戦終結後、戦後の復旧事業にも寄与したらしい。同時に、尼崎肥料や朝日化学肥料を合併し1960年に「西武化学工業(現:朝日工業)」を設立し、傍らで政治家としての活動も進めてゆく。


第7章 西武百貨店と西武鉄道


戦争で破壊された池袋周辺の復興事業を引き受ける。ほとんど灰となり、疎開で人口が減少した東京に再び人を呼び寄せるため、沿線の開発と百貨店を中心とする小売業の発展で起業業績を向上させてゆく。


この頃次男の堤清二が百貨店に入社する。



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第8章 戦後の開発事業


振り返ると、箱根山戦争と呼ばれた五島慶太との対立は、官僚出身の五島と政治家の康次郎による対立でもあった。運輸行政の専門であった五島慶太率いる東急と西武の対立は、箱根の山を戦場ににらみ合いが続いたらしい。


自分の記憶でも、五島昇堤義明軽井沢72で双方合同のトーナメントが開かれて和解したという記事を読んだ覚えがある。長い長い戦争の終わりである。


つづく・・・


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