#ジガルタンダ・ダブルX カルティク・スバラージ監督

ジガルタンダ・ダブルX」 ときの都知事が出ていた



67kg 「918事件」、野戦病院の新宿へ - #ダリチョコ の映画とグルメ



あまり知られていないが、世界三大映画産業とはアメリカのハリウッド(Hollywood)、インドのボリウッド(Bollywood)、ナイジェリアのノリウッド(Nollywood)と言われていて、これに中国を加えた四大映画市場が世界の映画を支えているらしい。ちなみにインド映画のすべてをボリウッドと呼ぶのではなく、インドのムンバイ(旧ボンベイ)を拠点とするヒンディー語の映画がボリウッドなのだそうだ。


大ヒットした「バーフバリ」や「RRR」などのインド映画を継承しつつ、クリント・イーストウッドやサダジット・レイをも蘇らせる周到さ。結果的にはこれまで見たこともないような感動が最後に押し寄せる。「侍タイムストリッパー」と同じく、小規模な興業から拡大しつつあるらしい。


劇場は満席。(満席は今年これで3度目)


映画の序盤はちょっと入りにくい。この感覚は「きっと、うまくいく」のときもそうだった。3人の極悪人と、血を見ると気絶する警察官の4人による物語。黒澤明監督の「用心棒」を受け継いだクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」(セルジオ・レオーネ監督)を真似て、悪人同士を対決させようとする展開かと思いきや、最後の最後で全く違う結末が待っている。


これらの悪人を凌駕するような恐ろしい人物が彼らの前に立ちはだかる。それは羊の皮をかぶった悪魔。この人物の裏の顔を見せつけられたとき、われわれはこの国のある都市で選ばれた人物を重ねてしまう。なんと恐ろしいことだろう。


都知事選の前にぜひ上映してほしかった傑作だ。



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