キッチン南海、「恩師」
◆67kg Mass shooting(銃乱射事件) - #ダリチョコ の映画とグルメ
少し前まで神保町を散歩して食事を楽しもうという時期もあったが、このところの物価高もあって、ささやかな贅沢も控えめにしている。所得は増えないので、我慢するしかない。
そんな中、たまたま会議まで少し時間があったうえ、この日は弁当も持ち合わせていなかったので、思い切って「キッチン南海」に並ぶ決意をした。
すでに行列ができてはいたが、列に並んだのは10時50分頃。開店の11時15分まで時間があるが、待つことにした。残念ながら狭い店内に第一陣で入ることは叶わなかったが、それでも第二陣の2番手につけた。風もあって店舗前の日陰で待つのはつらいが、我慢することにした。
ちょうど、ヒゲ面のハンサムなマスターが調理するところを見ることができる位置で待つことができて、とても興味をそそられた。マスターはひたすらカツを揚げていて、向こうにいるマスターより年下の方がカレーのルーをかける。とんかつはまな板で7回包丁を入れて食べやすいサイズに刻む。そしてキャベツをやたらとたくさん盛り付けて、様々なメニューを手際よく作り続ける。とんかつのサイズにはこだわりがあるらしく、小さめのとんかつには一切れ加えるなど、長年の経験で身につけた量を的確に配分しているようだ。
列に並ぶあいだに、メニューを注文できるので、第二陣は席に座ってすぐに料理が運ばれる。この店で最も注文が多いと思われる黒いカツカレー。アツアツのカツをいきなり食べようとするとやけどする。まずルーを少しずつ頂いて、まんべんなくカレーとカツと野菜にルーを乗せてゆっくり食べるのがいいだろう。
神保町の街角に小さく店舗を持つ「キッチン南海」だが、長年営業してきた店舗を2020年頃移転しているらしい。東洋経済に記事が掲載されるほど、愛されてきた店だ。
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たまたま読んでいる本で、教師というか恩師とのやりとりがある作品を読んでいるうちに、自分にとっての恩師をたぐりよせていたら、たまたま高校のときにお世話になった先生が亡くなったというブログを見つけた。無断で転載しているがとてもいい記事だった。恩師の面影はそのままで、ブログにも書かれているが、時に厳しい先生だった。
大学のゼミでお世話になった先生が退官されたという情報もある。この時のメンバーには思い入れがある。卒業後、先生との交流は途絶えてしまったが、ご自宅にまで訪問して色々議論したり食事をご馳走になったりしたことを忘れない。
高校のときお世話になった英語の先生で、その後校長にまでなられた先生も2015年に退官されていると聞いた。「自動販売機撤廃論」など、授業以外の話題も豊富で、吹奏楽部を率いて指揮をとられていたのも印象的だった。
いずれも、自分はできのいい生徒ではなかったし、先生がたの記憶に残るような存在でもないが、自分にとってはかけがえのない恩師だ。いまここにあらためて御礼を申し上げたい。そして亡くなった先生のご冥福をお祈りしたい。



