ベイビーガール、不是东京(北京は東京ではない)
📢「シネマ秘宝館86」巳年記念🐍18年ぶり内田監督「蛇閣童子」栗林監督「ウロボロス」にいや監督「うなぎのジョニー」蛇、蛇、鰻!長ーいものが勢揃い!そして横浜⛵️画像ペキサイト監督ありがとうございます🙏順次発表したいです😊お楽しみに✨ #シネ秘 pic.twitter.com/uw9QaiPItF
— 林 比佐子@シネ秘4/27昼ネイキッドロフト横浜 (@chakopon) February 9, 2025
◆「ベイビーガール」
かなりエロい。ニコール・キッドマンの魅力満載の映画だが、彼女のクローズアップと喘ぎ声から始まるドラマは、冒頭から緊張感が漂う。ストーリーの行き先は見えている。支配的立場にある女性のCEOが研修に来ている新人に支配されてゆくという話し。彼女はインターネットとロボットを通じて起業した女性。
しかし、彼女がビジネスで獲得したことはドラマの中心にない。若い男性に支配されてゆく彼女と、アントニオ・バンデラス演じる腹の出た夫との関係に疑問を抱き始める彼女。家庭にはふたりの娘がいて、上の娘イザベルとは反りが合わない。イザベルはどうもゲイらしい。しかし、彼女が若い男性との関係を深めるにつれ、イザベルとの関係が回復してゆく。夫と決定的に対立したとき、彼女を救いに来るのはイザベルだった。このあたりの語り口が絶妙だ。
夫婦関係が決裂するのは必然だ。お互いがひとりの異性と永遠に関係し続けることなどできるのだろうか。この映画ように若い男性が中年女性を支配する関係は別の形で古くから存在した。例えばルキノ・ヴィスコンティの多くの作品がこのことを雄弁に語るだろう。
若い男性は体に天使のタトゥーを入れている。町山智浩さんの解説を聞くと、この天使のタトゥーが映画の結末を暗示しているという。極めてサスペンスフルな印象だ。ラストシーンで映されるニコール・キッドマンのクローズアップは、冒頭の表情とは違う、新しい何かを得た表情に変わっている。
監督のハリナ・レインはもともと女優。そしてニコール・キッドマン自身もこの映画をプロデュースする立場で支援しているそうだ。キッドマンが女性作家を応援し、自ら体当たりの演技で観客を魅了する。
大人が見るべき美しい映画だ。素晴らしい映画。
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“特朗普失算:北京不是东京” トランプは誤算した:北京は東京ではない」
トランプ関税について地政学者でアナリストのベン・ノートン氏が百度のインタビューに答えている。「北京は東京の過ちを繰り返さない」というタイトルの記事は、アメリカが中国に強要しようとする協定は、1985年に結ばれた「プラザ合意」に似ているが、北京はあの過ちを繰り返すことはない、と断言している。プラザ合意から円高デフレに突き進む日本の過ちをよく研究している。自覚なく朝貢外交を繰り返す日本とは大違いだ。アメリカ国民が中国製品を買いだめしていることも中国は知っており、アメリカがますます孤立化することを予想している。