#書いてはいけない ② 日本経済墜落の真相
驚いたのは第3章。「御巣鷹山」に墜落した日航機123便の事故は、自衛隊が発射したミサイルが動機に命中したもので、飛行機の迷走も墜落から発見までの時間も全て国家が隠蔽しようとしたものだという。なんという恐ろしいことだろう。
これまであの悲惨な事故を、このような視点で見たことがなかったので恐ろしくなった。しかし、自分がこの本を評価したい理由は第4章にある。
日本経済墜落の真相
日航機123便事件は、アメリカのボーイング社の責任と日本航空と遺族の和解でその後は真相を閉ざしてしまったらしいが、この事故をきっかけに、日本の経済政策をゆるがす事態に発展させたことがもっと恐ろしい事実として浮き彫りにさせる。
森永卓郎さんは、この事件のあと「プラザ合意」があって、これを潮目に日本経済が急激に変化を強いられたことを蓋然性をもって示そうとする。円高で輸出品の価格が2倍以上になって、日本企業は海外に拠点を移してこれに対応しようとするが、日米半導体協定で当時世界の50%のシェアを握っていた日本の半導体が急激にその地位を貶め、バブル崩壊の不良債権放棄をもって、アメリカの経済を下支えしたというのが真実だという。つまりボーイングの責任と引き換えに、日本経済の利益をアメリカに移し替えたというものだ。
さらに、911テロで大きな経済的ダメージを受けたアメリカは、さらに日本へ要求を強め、日本の株価を下落させ、大銀行を次々につぶし(あるいか合併させ)デフレに拍車をかけて国民を締め付ける。こうした社会を醸成したのではないかというのだ。
もちろん推測の域を出ない部分はあるものの、仮説としても十分読み応えのある内容だ。
おしまい
このブログで紹介した「プラザ合意」の記事
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以下、このブログで紹介した森永卓郎さん関連の記事。
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