#書いてはいけない ① 森永卓郎著
ガンの宣告を受けた森永卓郎さんが命がけで書いた本だ。
- 書いてはいけない
- 三五館シンシャ
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とかくこの国は、遠い昔に大きな経済成長を成し遂げてから、傲慢な姿勢を外圧がないと改められないという国になったようで、貿易立国として大きな繁栄と衰退を繰り返してきた歴史にあって、特にメディアに国際感覚が抜けている。
森永卓郎さんのこの本は、結論めいたことを先に記すと、日本のメディアの不遜な部分をえぐりだそうとしているものだと思う。
1、ジャニーズ事務所
2、ザイム真理教(財務省)
この三つに関わると、メディアから排除される、あるいは抹殺される危険があるという。陰謀論のようにも聞こえるが、自分がこの著書から学ぶのは、これらの事件が日本経済あるいは日本という国の在り方に大きく影響している可能性があることを知らせようとしてる点だ。
森永さんは、触れてはいけないと言われる事件の共通構造を、
1、絶対権力者が人権を蹂躙する。(人権意識の欠如)
2、メディアの沈黙(被害拡大の長期化)
3、警察や検察も見て見ぬふり(Wilful Blindness (book) )
4、残酷な事態が社会構造に組み込まれる
というものだ。3と4は特に深刻だと思う。そして自分にもかかる構造を常態化させているのではないか、つまりこの本を読んでいる私たちも加害者なのではないかと思わせる怖さがある。さらに、このような報道がなされても、一過性のものとして不問にしてしまう性質も反省したいところだ。熱しやすく冷めやすいのが世の中だ。
つづく・・・
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以下、このブログで紹介した森永卓郎さん関連の記事。
モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン アナ・リリ・アミリプール監督 「うんこ税金」
