#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

いちごの季節

いちごの話題ではない。革命の話しだ。


福田村事件」の森達也監督が「いちご白書」をはじめて見たとき”腰を抜かす”ほどの衝撃だったと書いていた。「いちご白書」は日本で、ユーミンがバンバンに提供した楽曲でも有名だが、本国アメリカで当時あまり振るわない映画だったらしい。しかしその後の影響は、この映画に楽曲を提供したジョニ・ミッチェルの存在をもって拡散する。


この映画の主人公サイモンは自分(あるいは自分たち)だ。ノンポリで政治などに何も興味ない無気力学生が、かわいい女の子目当てでカミングアウトする。横浜流星さんが演じた配信版「新聞記者 (映画)」藤井道人監督)の新聞配達員の青年も同じだ。ちなみにこの「新聞記者 (映画) 」は、森達也監督が追いかけた「i-新聞記者ドキュメント」へとつながってゆく。


自分も新聞を読まない配達員で、学生運動を横目に見ながら素通りしてきた者なので、いまさらコロンビア大学から派生して広まる運動を語る資格はない。しかし日本の東大安田講堂事件の敗北やその他の学生運動の経緯を見ても、知恵熱に冒された学生が熱を帯びて何かに抗おうとする姿は美しい。この機運が、先ごろ池袋であったデモや、ドイツであった極右への反対デモなどで、世界に遡及し混乱を引き起こすことに希望を抱く。


この社会はいちどリセットしないとよくならないと思う。とくにこの国は。安定政権は国民を愚弄する。ちなみに「いちご白書」のタイトルが、それを象徴している。(コロンビア大学の学長が学生の交わしていた政治的な議論を「所詮、いちごが好きか嫌いかといった程度の議論だ」とからかったこと。)





ちなみに、森達也監督は中国に招かれて、日本映画週間で「外国の映画を見る意義の一つは、国籍や文化、言語が違っても、みんな同じように笑ったり、泣いたり、人を愛したり、傷ついたり、一所懸命に生きていることを知ることだと思う」と語っている。



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