新宿末廣亭 令和七年十月中席 春風亭柳之助師匠主任
柳之助師匠の独演会に行く機会を逃した代わりに、友人と末広亭の中席に足を運びました。寄席の前、わが母校の旗を持ったご年配の方々が予約制を設けていらっしゃいました。どのような集まりだったのかは不明ですが、声をかければよかったかもしれません。
前座 悠幸「他行」
太鼓の音とともに始まります。小ネタのやり取りで場が和みます。
たぬきがサイコロに化ける噺。花金さんは昨年9月以来の登場。
学歴問答で父親の頑固さが面白おかしく描かれます。去年5月の浅草「時うどん」以来。
国文健二の漫談
東京と大阪の違いをユーモアたっぷりに解説。お店の「閉店中」を大阪は「まだ」と。
甘い汁の役人が吸うというサゲで笑いを誘います。強烈な官僚批判。
土瓶は土、鉄瓶は鉄、やかんは…? 柳之助師匠とのふたり会が懐かしい。
高市早苗とかけて「プラスマイナスゼロ」と解く、そのこころは「そうさい(総裁)」です。客席とのやり取りも楽しい。ねずっちさんは去年の5月以来。お客さんに「彰義隊」のなぞかけを問われた話しも面白かった
後期高齢者なのに若々しい二人組。3年ぶりz。
昨年3月と同じネタながら、安定した面白さ。
このあとお中入り。
坂本頼光先生の活弁は前回に続きドタキャンで残念。しかし、今いちの粋な踊りのあと、82歳の東京太師匠が昭和歌謡を披露。奥様ゆめ子師匠を今年6月に亡くされた後のお一人のステージで、東海林太郎から春日八郎まで、客席は大盛り上がりでした。心からゆめ子師匠のご冥福をお祈りします。
そして日向ひまわりさんの「木っ端売り」、春風亭柳好、鏡味正二郎の太神楽をはさんで、トリ(主任)春風亭柳之助師匠の「片棒」で終わりました。親の葬式について3兄弟が考える噺ですね。
子供も数名おり、座席も快適でつい眠くなりそうな場面もありましたが、寄席の魅力はやはり「多彩な芸人が集まる空間」。
独演会も楽しいですが、やはり寄席は格別です。特に東京太師匠がマイクを杖代わりにして客席を爆笑させる姿には心打たれました。奥様の分まで末永くご活躍されることを願います。
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