#ロッタちゃん はじめてのおつかい ヨハンナ・ハルド監督
この映画を語るならバムゼである。この日の前、あらかじめ映画のチケットを買っておいたが、そのときバムゼ人形も購入しておいた。どこからどう見ても「豚」にしか見えないが、なんとこれはクマ(Bamse)だそうだ。それともクマという名の豚なのだろうか。購入以来、家ではずっと身近に置いている。
憎らしげな表情のロッタちゃんが映される。唇をかみ上目使いにママへ反抗する表情が続く。しかしそんなロッタちゃんをこの町の人々は誰も叱らないしたしなめない。彼女はチクチクするセーターが気に入らなくて家出する。隣の一人暮らしのおばさんの家の納屋で勝手に一人暮らしを始める。そこにお兄さんやお姉さん、さらにママやパパも訪ねてくる。
ママ「クリスマスまでには帰ってきてね。」
ロッタ「クリスマスはいつなの?」
ママ「4ヶ月先よ」
家族だけでなく、ご近所やゴミ回収のおじさんやお菓子屋さん、誰もが知り合いでロッタのことを見守る。この町に誰一人悪い人はいない。ヨハンナ・ハルド監督は、原作者で平和主義者のリンドグレーンの意思を尊重し、丁寧に丁寧にロッタを描く。
こういう映画を30年前に見ることができただろうか。いまこの年になって見ると、ロッタを守ろうとする地域社会に心を奪われる。
劇場のお客さんは幅広く、小さな子供さんもいたようだ。その誰もがこの映画を見て満足していたようで、映画のあとバムセ人形やパンフレットを買って帰る姿が微笑ましい。
ちなみに大きいバムセは売り切れだ。
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