#ワールドラグビー アイルランド優勝(SN)
シックス・ネイションズは、予想通りアイルランドが2連覇を達成した。マン・オブ・ザ・マッチはSHのギブソン・パーク。彼はニュージーランド出身のアイルランダーだ。
イングランドに敗れてグランドスラム達成には至らなかったが、隙のない試合作りはアイルランドらしさ。世界ランク1位にふさわしい戦いぶりだったのではないか。
負けはしたものの、スコットランドは粘り強い試合を展開した。フィン・ラッセルのPKを確実に決め、アイルランドの攻めを力強く守った。若い選手の成長も見られ、これからのスコットランドは目が離せない。
もうひとつはイタリアの躍進。この日もスタジアムがウェールズの赤一色に染まる中、イタリカがウェールズを圧倒。今大会2勝をもぎとった。対するウェールズは2年前の優勝チームだが、絶対的はキャプテンだったアラン・ウェイン・ジョーンズの引退もあり、戦力的に端境期を迎えた印象だ。
最後の試合となったフランスvsイングランドもまた激しい戦いだった。80分が終わるまでどちらが勝つかわからない接戦だった。
シックス・ネイションズ2024の名場面は数々あるが、フランスとイタリアの試合で、最後にPKをはずしたシーンと、イングランドとアイルランド戦で最後にマーカス・スミスが逆転のドロップゴールを決めたシーンだろう。成功も失敗も紙一重。わざかな違いで世界が変わる。今年のシックス・ネイションズは接戦も多く、戦力が拮抗していたということであろう。素晴らしかった。
南半球のスーパーラグビーは、8年ぶりの優勝を目指すハリケーンズが唯一全勝でリードしているのに対し、昨年優勝のクルセイダーズがまだ1勝もできていないという番狂わせ。今後も激しい入れ替わりがあるのではないか。
日本のリーグワンでは、ヴェルブリッツがサンゴリアスを迎えた豊田スタジアムのホームゲームで、80分までリードしながら、最後の最後で逆転負けを喫するゲームとなった。ちなみにサンゴリアスはサム・ケインとチェスリン・コルビが怪我で離脱している。ヴェルブリッツは姫野選手をキャプテンにボーデン・バレットとアーロン・スミス、そしてピーターステフ・デュトイという一流選手を迎えながら勝ちきれない。
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