#ダリチョコ の映画とグルメ

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ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言 ルーク・ホランド

ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言 ←KINENOTEのレビューはこちら。

ルーク・ホランドの遺作となってしまった。71歳。


ちなみに原一男監督は77歳であのバイタリティ。(「水俣曼荼羅」の続編を作る決意をしたらしいぞ。)



かれはこの映画を通じて何を伝えたかったのだろう。彼の誠実なまなざしは映画の後半に向かうにつれ、まさに原一男監督を彷彿とさせるような厳しさと激しさを示す。そう、この映画はまるで『ゆきゆきて、神軍』の奥崎健三氏が乗りうつったような錯覚を思わせる。



FINAL ACCOUNT - Official Trailer [HD] - In Theaters May 21


タイカ・ワイティティの『ジョジョ・ラビット』のジョジョが信じ熱狂したヒトラー。そして彼の信じたナチス。あの少年が70年の時を超えて、現実にインタビューを受けて当時を振り返る、という物語。これはまるで物語だ。


映画の前半は、当時のおぞましい現実を淡々と老人たちが語る。それは現実に目の前にしながら見過ごした子供時代。大人や大勢の人々が疑いもなくユダヤ人を虐げる現実を歓喜して見ていた事実。冒頭のテロップでホランド監督は「恐ろしいのはひとりの独裁者ではなく、大勢の普通の人々だ。」

映画は後半になり、少しずつ趣きを変える。当時エリートとして育った子供が老いて、現在の若者と対話するシーン。ここは胸騒ぎのする恐ろしいシーンだ。若者はドイツがユダヤ人を虐殺した歴史を認めつつも、過去のことだと葬り去ろうとする。自らの罪を意識しつつも、忘れてはならない歴史を説く老人とそれを否定する若者の対立。これはまさにいまの日本なのではないか?

この記事を読むあなたは、自らを「戦争犯罪人」だと受け入れることができるだろうか。当時を振り返り、いまなお現実を見定めることができない老人がこの映画にも出てくるが、当時子供だった自分に罪を背負わせることができるか?というのがこの映画が問いかける点である。映画の終盤でホランドが彼らに罪の意識があるか厳しく問いただすと、当時ヒトラーユーゲントだった老人たちの本音が示される。


映画は最後にメルケルの言葉を残して静かに終わる。「真摯に過ちを認め、忘れません、二度と繰り返しません」


さて、いま日本はどうだろうか?
いままさに見るべき映画だ。




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